公務員

国家公務員を辞めます|暗黒の思い出とほんの少しの寂寥感

スポンサードリンク

 

伴です。

「辞める辞める詐欺」などと嘲笑されることもあった僕ですが、ついに次の6月一杯をもって、13年間勤めてきた国家公務員を依願退職することになりました。

妄想ではなく超オフィシャルな決定事項です。提出済みの退職申請は、40日後には確実に大臣承認まで辿り着くでしょう。

企業での採用も決まっておりまして、7月以降は「ブラック公務員」ではなく「営業マン・伴」と名乗ることになります。引き続きよろしくおねがいしますね。

新しい職場においてもハードワークが予想されますので、当初の間は、死力を尽くしながら働くことになるでしょう。

最高だろ?

といわれれば、まぁそうなんですが、

いくら肥溜めから解放されるとはいえ、13年も在籍した組織を去るとなれば、そこには「喜び」だけでは語り得ない複雑な感情があるわけで。

 

ブラックな思い出ばかり

現在は京都府内に配属されてますが、以前に比べれば比較的マシな4年間ではありました。
※電通顔負けの過酷な勤務環境であるのは変わりありませんが

ここが最後の勤務地となったわけですが、心の許せる友人なども随分増えたように思います。彼らから惜しまれると、少し感傷的になってしまう。

新年度の4月からは、勤務史上初めてともいえるホワイト系部長に恵まれました。

やっと、言い分をきちんと理解していただくことができたし、要求も全て飲んでくれた。

 

 

全てが終わりました。

13年という歳月は、人生においてはあまりに長い期間であります。それが終わったからこそ、今までの出来事が走馬灯のように思い出されるのかもしれない。

思い返せば「憎しみ」「恨み」「絶望」「失望」といった負の感情ばかりですが、どんなに凄惨な過去であっても、ここまでくればさすがに幾分は美化されてるだろう。

今なら笑い飛ばすことができる。過去は過去として水に流そう。和をもって尊し。

 

 

んなわけあるかい

 

 

最初の配属先は金沢でした。

大学時代から卒業後まで「風俗店の客引き」や水商売で生計立ててた僕にとっては、国家公務員化は当初かなり面食らうものがありました。

冴えないおっさん連中が日がな一日鼻くそほじりながらテレビ見てる、くらいのイメージだったのは当初だけ。

実情は鼻くそほじるどころか家にもまともに帰れないほどの超ブラック環境。ある種のカルチャーショックを受けましたね。

(新人にここまでさせるのかよ!?)と一人ドン引きしていたのですが、優秀な先輩方のフォローのおかげで、最初の金沢ではなんとかやり切ることができたと思います。

「佳い女」との出会いや退廃的な遊び友達も出来、金沢での2年間は私生活的にはかなり楽しかった記憶があります。

 

状況が本格的に暗転したのは昇任してからですよ。

特に大阪での勤務は最悪の一言に尽きますね。人生史上最悪のサイコパス系クソ上司にぶち当たったのがこの頃で、今思い出しても吐き気を催すほどの地獄。

ただでさえ激務な通常業務に加え、クソ上司の「センス」や「精神論」に振り回される毎日です。夜中の12時解散・翌朝4時集合なんてザラにありました。

2週に1度は「2日寝てない」状況にも見舞われ、おかげさまで当時の月の平均残業時間はだいたい170〜200時間

それだけならまだマシで、クソ上司からの「絶え間ない罵詈雑言」というオプションには正直開いた口が塞がらなかった。

尊厳なんてものは完全に踏みにじられる毎日でしたね。「パワハラ」なんて言葉はもはや口にするだけ虚しくなるような状況ですよ。

そこまでハードモード化したのは、単に僕がそのクソ上司と取り巻きから忌み嫌われてたからだと考えます。

ただ、仕事面に関してだけは文句を言わせなかった。

であれば、考えられる理由は僕の「人生観」や「価値観」が受け入れられなかったからだと。要は感情面でのもつれってやつですか。クソ上司主催の飲み会には「不参加」を徹底してたのも、イラつかせてたんでしょうな。

スポンサードリンク

通常でもハンパない仕事が、理不尽な言いがかりやクソ提案で倍増していました。

メイン業務はデスクワークと内外部との交渉にもかかわらず、全く関係ない肉体作業なんかを夜通しさせられたのは、決して忘れられない思い出です。翌朝からのメイン業務が通常通り課されてたのは言うまでもありません。

膨大に積み上がった書類とバインダーの山の前に、さすがの僕も途方に暮れてたのは、まるで昨日のように鮮やかに思い出される。寝る時間はおろか、食事や入浴の時間までも奪われてましたね。

それでも、業務を滞らせたことはなかった。

意識がブッ飛ぼうが体がブっ倒れようが、2時間の仮眠後にはすぐさま職場に復帰。与えられた仕事は全て死守する。

そこまでやったのは全て、僕のあまりに強すぎる「意地」「プライド」。気高さが、白旗振ることを絶対に許さない。

べつに歯向かっても良かったんですよ。

が、「トップダウン」が染み付いたクソ組織においては、いかに蛮勇をもって己の正当性を訴えたところで、単に「下っ端が上に反逆してる」とみなされるにすぎない。

黙殺されるだけならまだしも、逆に処罰されるとなれば、無駄どころかデメリットになりかねないわけで。

しかもその手のクソ上司に限って「政治力」には長けているもので、彼らの「根回し」にはぬかりがない。己のやっていることも一応は理解してるため、「万が一の対策」なんかも完璧に練られている。

周囲の賛同者にはアメを与えているため信者(=味方)も多い。

 

付け入る隙がまるでない

 

今でこそ返し技はいくつも思いつくものの、当時30歳の僕では、まともに抗ったとて勝てる算段が思いつかない。

だからといって奴らの軍門に下るのだけは我慢ならず、唯一の抵抗はといえば、常に「侮蔑に満ちた態度で応ずる」のみ。それがまたクソ上司どもの怒りを呼び、理不尽さがますますエスカレートするという悪循環。

そんな地獄が、期間にして約7年続きました。

 

失ったものと得られたものを秤に掛ける

辞めても良かった。でも、それがクソ上司や取り巻きどもの思う壺なのであれば、それはできない。

敢えてしがみついた理由はもう一つ、そういった過酷な環境を切り抜けるごとにが増していることを実感できたから。

ファウスト的取引とでもいいましょうか、寿命を縮めたかわりに、得られるものは大きかったことを実感していたからです。

・下劣で非道な対応にも真っ当に切り返せられる「鋼の胆力」

・押しつぶされるほどの業務量に塗れてきたおかげで身についた「桁違いの業務処理能力」

・恫喝と懐柔を交えた巧みな「交渉力」

・打開策を悩み抜くことで磨き抜かれた「頭脳」

・巧みなユーモアを交えた「人心掌握術」

かつては女性のケツにしか向かわなかった僕の「目」は、今や、物事・人物の真贋を見抜くに足る『プロヴィデンスの目』と化している。

ジンビームを振り回し、文字どおり撒き散らすように酒に溺れていたかつての「つるっつる頭脳」は、地獄の13年間を経て、インプットまみれの「しわっしわ頭脳」と化している。

あまりに過酷な環境が、凡庸だった僕をどんどん「非凡な存在」へと変えていることを実感できたから。

 

退職を決意したのは、「これ以上は得るものが無いな」と判断したからです。得られるものは全て身につきました。

が、「ブラック労働」だけはしっかり残ってる。

しかも最近省内でわけのわからん人事計画が持ち上がっており、今後は大幅な人員削減が計画されている。とくればブラック化は今後ますます激甚化することは容易に想像できるわけで。

 

割りに合わないよねと。

 

もはやここに用はなく、しがみ付く合理性は何一つない。

潮時です。

 

実は結構さみしかったりする

まぁいくら肥溜めのようなクソブラックな組織とはいえ、13年間もいた職務から去るとなれば、多少の寂寥感が出てきますよ。

上は見事なほどにクソ野郎揃いでしたが、先輩や同僚に関しては尊敬できる人も少なからずいましたから。

価値観が近く話の合う奴もいれば、四面楚歌だった僕に賛同し味方になってくれた勇気ある人もいる。京都でのこの4年間は、純粋に僕のことを認めてくれた人たちも多い。

組織を辞めるからといって、全ての関わりが消えるとは思わないけど、同じ時期に似たような環境を耐え抜いた戦友たちとの関係に「一区切り」ができてしまうのは正直さみしいかな。

 

スポンサードリンク

関連記事

  1. 公務員

    クソ上司の特徴と対処法を分類しといたから健闘を祈る

    「クソ上司への復讐方法」といったえらく好戦的なポエ…

  2. 公務員

    「いい人」論|ホワイト上司がクソ上司に変貌する時

    「いい人」なんてのは架空の存在であって、現実にはい…

  3. 公務員

    最強の過労死ギルド|ブラック公務員の実情

    コミュニティというものは「閉鎖的」であればあるほど…

  4. 公務員

    現役公務員が作った、公務員に向いてる・向いてないを判断する5つの指標

    公務員志望の方には水を差すようで悪いけど、残念なが…

プロフィール

 

 

管理人の伴です。
 

 

公務員でありながら公務員が嫌いな完全社会不適合者。

 

ワーキングプア脱出のため、アレコレ考え実践しています。守備範囲は主に株式投資・経済・社畜論。

 

若干貧しく育ったためか貧困問題にはやたらと敏感。コンプレックスの裏返しか。

 
雑学王を自称してます。
 

【好きなもの】
アップル製品、マクドナルド、ドリップコーヒー、クレジットカード、自慢の腕時計、自慢の革靴。

 

【嫌いなもの】
公務員、クソ上司、クソ真面目な人。

 

 

詳しいプロフィールはこちら

 

 

 

友だち追加

PAGE TOP