日々雑感

マイルドヤンキーとヤンキー経済学

スポンサードリンク

img_1162

 

こんにちは、伴です。

 

『マイルドヤンキー』

この言葉、2014年の流行語大賞にも選ばれましたので、ご存知の方も多いと思う。実際、私もよく耳にすることがある。(今でも流行っているのかな?)

この造語の作成者は、あくまで購買層の一つを冷静に分析したに過ぎないとは思うんだけど、受取手によってはかなり差別的に感じるかもしれない。

 

マイルドヤンキーってどんな人達?

まず、ヤンキーと呼ばれる人達のことは何となくイメージできるよね?

「不良」「非行」「チンピラ」などなど、とりあえず反社会的行動を好み、誰彼構わず威嚇するかケンカする人達。こんなイメージかな。

 

・髪型はリーゼント

・ズボンはボンタン

・同種族で群れるのが大好き

・バイクが大好き

・愛車のバイクは当然、爆音

・ケンカは自己表現の一つ

・鉄パイプとバットで人を殴る

・無駄に仲間意識が強くケンカは集団同士になることが多い

・それ故か、タイマンこそケンカの美学

・特攻服を神聖視している。

・愛車(車)の改造がハンパない。

 

ステレオタイプのヤンキー像とは、ざっくりこんな感じだろうか? ヤンキーに関して興味のある方は、『BAD BOYS』というマンガを読んでみてくれ。究極の理想のヤンキー像を描いた内容だ。私は、ヤンキーマンガは嫌いではないので過去には色々と読んだけど、この『BAD BOYS』だけは頭が痛くなる内容で苦手なんだけど…。

とりあえず、ステレオタイプのヤンキーとは、反社会的でヤバい人種ってことだ。

じゃあ、マイルドヤンキーとはどういう人達か?

ヤンキーをマイルドにした?? 一体どういう意味か?

その大きな違いを挙げるとすれば、

 

・暴力を振るうといった反社会的行動はとらない。

・その多くは比較的真面目な労働者である。

・あくまで社会のルール上で生きており、周囲に迷惑はかけない。

 

という点だ。

私達がイメージする反社会的な不良ではなく、ヘタなサラリーマンや公僕の方達よりも素朴で真面目な労働者なんだ。

じゃあ、なぜマイルドヤンキーなどと呼ばれるのか。それは、以下の特徴を兼ね備えているからだ。

 

・多くは地方在住である。

・地元を離れるのを強烈に拒む、言い換えれば地元愛が物凄く強い。

・小学校から高校時代までの交友関係を非常に重視する。つまり同族間での仲間意識が非常に強く「つながり」「絆」「友情」をこよなく愛する。

・地元を離れるのを拒む故か、非常に行動範囲が狭く、基本的に半径10km以内でしか行動しないと言われる。

スポンサードリンク

・車への関心が高く、特にワンボックスカーを好み、その外装や内装を派手に改造する傾向がある。

・地元の巨大ショッピングモール(例えばイオンモール等)は夢の城。

・ドンキホーテをこよなく愛する。

・その多くは低学歴であり、中卒者や高卒者がほとんど。

・非常に保守的で上昇志向に欠ける。

・その結果、所得は低い傾向にある。

・結婚率が非常に高い。

・早婚が多く、20代前半か早ければ10代後半には既婚者である。

・子作りに積極的であり、現に子供の数は多い。

・できちゃった婚が多い。

・持家信仰が強い。

・ITスキルが低く、関心も薄い(スマホという神デバイスを所有しながらも使用はラインかゲームか電話のみ)つまり情報弱者。

・政治、経済への関心が薄い。

・喫煙率と飲酒率が非常に高い。

・子供にキラキラネームをつける。

・合理的思考に乏しく、気合いのみで生きる傾向にある。

 

つまり、ヤンキーから反社会的な性質を排除し、真面目な肉体労働者という特徴を加えただけ。見た目は変わらない。

マイルドヤンキーってのは、こういう人たちなんだ。

彼らは『新保守層』とも呼ばれていて、その多くは変化を嫌い上昇志向に欠けている。彼らの関心は、あくまで自分のリアル生活を充実させることにある。だから、たとえ低所得であっても、それに対し強烈な不満をもっているとは限らない。地元の仲間たちと和気あいあいとできるなら、そんな贅沢する必要ない、ってことだ。

都市部のエリート層なんて、彼らからすれば全く接点のない別世界の存在だろうな。それに、そもそもエリート層と自分達の格差なんて、彼らからすれば全く興味もないのだろう。

 

マイルドヤンキーを侮るな

ところが、低所得に甘んじてる彼らでも、地方経済の活性化を考える上では、決して無視できない重要な存在となっている。

なぜか?

「上昇志向がなくリアル生活を充実させる」

ということは、

裏を返せば消費意欲が旺盛であることだ。それは持家信仰の強さからも伺えるよね。貯蓄への関心も薄く、ちまちま貯めるなんてシケたマネはせず、好きな事に気の赴くままに容赦なく金を使う傾向がある。おまけに子供もたくさん産むからね。自ずと消費も活発となるのも頷けるハナシだ。

企業からすれば、そんな彼らの旺盛な消費意欲を無視することなどできるわけがないだろう?

ここ数十年の間に郊外に巨大ショッピングモールが次々と誕生した理由の一つが、マイルドヤンキー層だったとしても不思議ではない。

日本が貧困化したため、国民の購買力が減退、モノが売れない時代だなんだといわれているが、案外、このマイルドヤンキー層こそが地方経済の内需を支えているのかもしれないよ?

あえて都市部へ出ず地元に残り続け、車や家を買い、子供をたくさん産み、貯蓄に回す分まで旺盛に消費する。

これを地元経済の救世主、人口減少社会への貢献者と言わずして何というのか。

ロクに消費もせず、狂ったように外国株ばかり買ってる私なんかよりも、彼らの方がよほど日本経済に貢献していると言えるだろう。

 


 

関連記事

  1. 日々雑感

    滅私奉公という言葉のもつ危険性

    日本人が美徳とする価値観の一つに『滅私奉公…

  2. 日々雑感

    日本が法治国家などとは片腹痛い

    こんにちは、伴です。今回は、法…

  3. 日々雑感

    舛添要一を批判する前に…

    こんにちわ、伴です。最近、巷を騒がせている男がいま…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


プロフィール

 

 

管理人の伴です。
 

 

公務員でありながら公務員が大嫌いな完全社会不適合者。

 

 

ワーキングプア脱出のため、アレコレ考え実践しています。守備範囲は主に株式投資。

 

 

若干貧しく育ったためか貧困問題にはやたらと敏感。コンプレックスの裏返しか。

 

 

【好きなもの】
MacBook、マクドナルド、コーヒー、クレジットカード、自慢の腕時計、自慢のリーガルシューズ。

 

 

【嫌いなもの】
公務員、社畜系クソ上司、とりあえず職場の人間関係全部。

 

 

 

詳しいプロフィールはこちら
 

 

 

PAGE TOP