普段は全くと言って良いほどテレビなんぞ見ないんですけど、昨日はめっちゃ見てました。
こんにちは、伴です。
今回は、思いっきり私の政治的なポジショントーク話となっております。
参院選2016も結果が出ました。
今回の参院選の焦点は『憲法改正』。
与党勢力が議席を伸ばし議席数の2/3を制しました。
ってことは、与党側は議決の際に必要な2/3以上を押さえたことになり、改憲を伺う姿勢がより一層強まったということです。
「アベの戦争法案を断固阻止!アベのクーデターを許すな!ふんがー!!」
てな具合に、憲法改正と聞いただけで戦争法案にまでイメージを増幅させる人たちの心情はよくわかりませんが、昨日はさぞかしガックリきたことでしょう。
そういった方々の脳内構造は本当にわからないんですけど、極めて情弱か、日本国に対し何らかの悪意をもってるか、そのどちらかってのはハッキリわかっております。
まぁ、非常にお疲れ様でした。
私は常日頃から、
戦後にGHQから押し付けられただけの憲法など今の時代にそぐわない。
そぐわない故に矛盾が出るのは当然だ。
矛盾を認めろ。
現実的な憲法へと修正するのは超当たり前であり、疑問の余地などない。
改憲ありきが前提。
反対派はむしろ、戦争法案にまで昇華させるそのたくましい想像力を、いかに改憲するかの議論に活かせ。
ってなスタンスですので、今回の結果は個人的には歓迎すべきものであります。
そしてアベノミクスの成果についても争点とされてました。
安倍総理は、
「この選挙結果は、今後もアベノミクスを推し進めよとの国民の皆様の声だと受け止めております。」
と嬉しそうにおっしゃってました。
……まぁ、
4年前までは私も日本株を保有してました。
私も実はコッソリとアベノミクスで恩恵を受けた数少ない投資家の1人。
アベノミクスに対しては個人的に悪い印象(恨み等)はありません。
でも水を差すようで悪いんですけど、
アベノミクスは弾切れの恐れあり
実はアベノミクスのリボルバーには、すでに一発も弾が入っていないのかも。
今後は私が日本株を持つことはほぼないと思いますし、今後日本株に手を出す人はより一層のご用心を。
改憲には賛成ですけど、自民党には投票していません。
自民党のマニュフェストはウソくさいものばかりだったから。
雇用を増やし、外国人旅行者を増やし、税収を約20兆円増やした実績は評価します。
でもそれ以外はなんかウソくさい。
例えば、
GDPを600兆円目指すって、人口減ってるのに無理だろ。もっと具体的な方策を言ってもらわんと困る。
とか、
就業者数増やすったって、ハケン増えても誰も嬉しくねーしな。
とか、
一億総活躍社会ってキレイにまとめてるけど、要するに年寄りも女性も働かないと今の財政が成り立たなくなるってことだよね?
とか、
払拭しきれない疑問がいろいろあるので、票は入れてません。
じゃあ、どこに投票したのか?
おおさか維新の会に票を入れました。
ここのマニュフェストが、一番違和感がなかったから。
他の各政党のファンタジーのようなマニュフェストの中では、一番マシに思えました。
おおさか維新は現行憲法の改正を掲げています。
改正すれば、9条がどーたらいう以前に、教育の無償化など他の面の統治機構も合理的に変えることができるみたいです。なるほど。
公務員人件費の2割削減ってのも素晴らしい。
彼らの仕事が忙しいのかヒマなのか、仕事に誠実か否かは知りません。
でも、労働時間の割にパフォーマンスがショボくて無駄が多いのは事実です。
無駄な仕事に誠実もクソもないでしょう。
給料など下げられて然るべきです。
てゆーか、給料下げてあげないと、彼らは無駄な仕事を減らそうとしないでしょ(^_^)v
既得権益の牙城を崩すという意気込みもいいと思います。これぞ維新の会のアイデンティティだと言いたい。
かつての代表橋下さんは既得権益と戦い続け、そして老害という既得権益層に引きずり降ろされた。
他の政党とは、既得権益層との因縁というか対立の本気度が違うことを期待しましょう。
東京一極集中の是正も理にかなっています。
自民党もマニュフェストで地方活性化をうたってますけど、なんかウソくさくて本気度が伝わらんのだよなぁ。
でも、優秀な地方自治体(特に田舎)には産業の活性化の芽が出始めているんですよ?
現状の中央集権下ですらそうなんですよ?
国に頼らず知恵を絞って努力してる証拠です。
この芽をさらに育てなければならない。
それに、災害やミサイル(ないと思うけど)とかが東京を直撃したら、首都機能が停止したら日本オワコンです。
地方自治体の自治権を強化すれば、地方の活性化がより爆発的に進む可能性だって出てくる。
少なくとも、何もしないよりはマシ。
そのための道州制の導入。道州制実現のための憲法改正というわけです。
小さな政府、大歓迎!
何より、近畿圏内に住む者として心情的にも応援したくなるのです。
一方で、民進党のマニュフェストを見てみると、
民進党は、今回の参院選はあえてマニュフェストという名前を使わず、「重点政策・国民との約束」という名で政策を公表しています。
読めばわかるんですが、どれもこれも
「国民のため…」
「国民の暮らしのため…」
「国民の仕事を守るため…」
もう聞き飽きたわ。
圧倒的多数の弱者に寄り添った国家運営を進めれば、国は弱体化する。少なくとも国力が高まることはない。
これは歴史を振り返るまでもない。少し考えればわかることです。
熟読する価値無し。
ってなわけで、改憲勢力の与党側に微力ながら貢献したわけです。
まぁ、政治的意見なんて人それぞれ違ってていいと思います。
いや、むしろ違ってる方が良い。
ただし、次世代のためこの国をより良くする!という愛国心があれば、
ですけど。
たとえおかしな政党を支援したとて、その愛国心さえあれば大丈夫です。
今回は、私の政治観を思いっきりポジショントーク満載で語ってみました。
P.S.
池上彰さんが公明党の取材のため、東京信濃町の創価学会総本山に乗り込んでいくシーンには、ちょいとビックリしました。