
こんにちは、伴です。
ドル円相場は現在101円台前半。年明けの時点では1ドル120円だったので、その頃に比べればかなり買いやすい水準まで下がってきております。
まだまだ下がるかもしれないけど、一旦ここらでドル買いしとこうかなと。FXではなく、もちろん株の購入資金として。
株式相場も、英国のユーロ離脱の際は乱高下しましたが、その後は一貫して上がり続けてきておりますので、そろそろ調整局面を迎えてもおかしくないと踏んでおります。
この8月9月中には折り返しの下落トレンド突入する可能性が高い。
今は株を買う時期ではなく、不必要なものを処分すべき時期。
というわけで、ある銘柄を一株残らず完全に売却しました。
モンサント
売却した銘柄は『モンサント』です。
世界最悪の化学企業と名高いあのモンサント。ティッカーシンボルは”MON”。
モンサント社って、どんな企業?
アメリカに本社を置く化学製品メーカーです。
ベトナム戦争時、米軍による枯葉剤の散布によって人を含む生態系が破壊されましたが、その悪名高い枯葉剤の生産者がこやつらです。
その他にも、有害性の高い化学物質を開発しまくり、その結果、世界中でダイオキシンを撒き散らし続けました。
一言で言えば、地球上のあらゆる生命体にとっての公害企業です。
現在のモンサント社はGMO作物(遺伝子組み換え作物)の種子事業を、収益の柱にしております。
遺伝子組み換え作物って、今ではほとんどの方が見たこと聞いたことがあると思いますが、改めて、どんな作物かを簡単に説明します。
遺伝子を操作することにより、除草剤でも枯れない耐性をもたせたり、害虫をも撃退する殺虫性をもたせた作物のことです。
「遺伝子組み換えなんて言ってるけど、どうせ品種改良の延長でしょ?」
いいえ、そんな生ぬるいものではありません。
例えば、
キャベツとサソリとか…
トウモロコシと毒性植物とか…
大豆と何かのムシとか…
ちょっとまて、
ちょっとまて、
食物同士じゃねーのかよ!
まさに、神をも恐れぬ所業 といえましょう。
普通に考えれば、そんなもの食いつづけて大丈夫とは思えないですよね。
当然、安全性は何ら証明されていない。いや、証明されるまでもなく『モンサント製』って時点で安全性などあるわけがない。
いつも通り何らかの不都合な事実を隠してるに違いない、と疑われても仕方がない。
だから、世界中で反モンサントデモが多発してるわけです。
日本のマスコミはこういうことを一切報道しないから、今だにモンサントについて全く知らない日本人は多いと思います。
実はわたし、そんな嫌われ者のモンサントの株を40株保有してたんですけど、最近全株売却しました。
平均取得単価は1株当たり約101ドルでしたが、約106ドルで売却できました。
売却した理由は、
1. あまりにも値動きが激しすぎるので、長期保有しづらい。(70ドル〜120ドルの間で動き回られるのは正直辛かった。含み損抱えてる時なんて特にね。)
2. 圧倒的な市場独占力はわかったが、世界中からあまりにも嫌われまくってるため、本当に持続可能なビジネスなのか、不安がでてきた。
3. 成長性にも疑問符が付いた上、約2%程度の低い配当利率では、他の優良銘柄に突っ込んだほうがまだマシであり、あえてモンサントにこだわる必要はない。
大きく言えば、この3つかな。
まぁ、損失を出さずにうまく撤退できたと思います。
そもそも、なぜモンサントなんて買ったのかというと、種子事業の圧倒的競争力と市場独占力を背景とした成長力に期待していたからなんです。
しかし世界がいつまでもモンサントの横暴を許すわけがなく、モンサント排斥運動も着々と進んでいるように見える。株価は正直で、モンサントの収益はこの2年間ほとんど成長していない。
約2年間見続けてきましたが、購入時の前提条件が崩れてるのに気づいたわけです。
モンサントを手放す理由は、これだけあれば十分かな。
それに、家族には遺伝子組み換え作物なんて口にして欲しくないし、ね。
モンサントの始末により、今現在、円換算で約50万ほど現金ができました。
市場が下落に転じた際の実弾としてリボルバーに装填しておきましょう。
予想では、秋以降からジワジワと下がってくるはず…。