『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』とはドイツの鉄血宰相オットー・フォン・ビスマルクの有名な言葉だ。
ビスマルクは、世界史の教科書にも出るほど有名な人物で、19世紀にプロイセンにて気を吐いていたコワモテのおじさんだ。
この有名な言葉だが、どういう意味か、超わかりやすく言うと、
「痛い失敗をして初めて愚か者は学ぶことができるが、賢人は他人の愚かな失敗を見て学ぶことができる。」
なかなか辛辣なオッサンである
今回は、僕の思い出の懺悔銘柄について書いていこうと思う。
株式投資歴もそろそろ7年に差し掛かり、7年も相場に居続ければ、嫌な思い出も積み重なってくるものだ。
そんな忘れられない投資の失敗談を紹介しよう。
マクドナルドを手放した愚行
マクドナルドほどアンチが多く、disり屋の標的となりやすい企業はありません。
まぁ、世間じゃジャンクフードの代名詞ですからね。
特に健康食にうるさい連中からはまるで毒物みたく扱われてます。
いろんなデマも拡散されてますね。
例えば、
ポテトが腐らんのは油がプラスチックだからだとか…
ホルモン剤と抗生物質まみれの肉使ってるだとか…
添加物まみれのバンズ使っとるだとか…
うん、気にしなくていい。
アンチの連中が、脳内のファンタジーをデマとして拡散してるだけです。そういったサイトをよく読めばわかると思いますが、科学的根拠はメチャクチャですよ。
信じ込まされてるのは情報弱者だけ。
わたしはマクドナルドが大好きです。
どれくらい好きかっていうと、
確か2014年の夏頃、マクドの中国工場におけるズサンな食品管理が暴露されて、日本中でボロクソ叩かれていた時期がありましたが、
むしろ、私はマクド通いを週2ペースに増やしたくらい好きです。
マスゴミが、消費期限切れの鶏肉問題やら異物混入騒動やらを取り上げて、徹底的にマクドを叩きまくってるのをテレビで見ながら、
私はチキンフィレオとチキンマックナゲットをほおばっていた。
それくらい、マクドナルドが大好物です。
別に天邪鬼を気取って中二病発動してるわけじゃなくて、純粋にマクドが美味いと思ってるだけです。
それに、マスゴミはクズだと思っているので、こいつらが何を煽ろうが全く気にしないのです。
もちろん、今でも週1ペースで通っており、必ずバーガー2個とポテトだけは食ってます。
マクドはここ数年来限定商品を連発しまくってるんですけど、たぶん私は全部食ってます。
限定バーガー、限定朝マック、限定シェイク、限定ポテト、限定パイ、限定フィズ、限定マックフルーリーまで、限定モノが出るたびに必ず食ってきました。
体に悪いって?
果たして、そんなに非難されるほど不健康なの食べ物かな?
マクドのHPでは、各種バーガーの原産国や原材料を公表してるんですよね。
例えば、こんなの⤵︎

ここまで公表するのは、むしろ誠意の表れとして公平に評価すべきでしょう。
コレ見れば子供にも安心して食わせられるでしょう?
むしろ、コンビニ弁当や冷凍食品のほうがよほどヤバイと思いますよ?
一方、マスゴミが報道するのは一方的な批判のみで、こういう改善策は徹底的にガン無視します。
奴らは、人が不幸になるネタにしか飛びつかない、どうしようもないゴミなのです。
誰かマスゴミを地上から消してください。
こんな感じで、思い入れの強いマクドナルドなんですけど、マクドナルドには投資していないのです。
いや、投資できていない。
これは私の投資家としてポリシーが許さない。
はじめに断っておきますが、
私がいうマクドへの投資とは、決して日本マクドナルドHD(2702)への投資ではありません。
あくまで、米国マクドナルド本社、
McDonald’s Corporation(ティッカー:MCD)
への投資です。
なぜMCDが私のポートフォリオに入っていないか?
間違って売却してしまい、その後もズルズルと買うタイミングを逃し続けてきたからです。
2014年当時、私はMCDを平均取得単価98ドルで50株持っていました。
が、例の中国工場での消費期限切れ鶏肉問題が発生。株価は一時90ドルを割りこみました。
そこで怖くなって狼狽売りしてしまった、というわけです。
シロウト臭い、最も愚かな売り方でしたわ。
あれからマクドナルドをよく分析してみたんですけど、収益率は文句なしに高いです。
圧倒的なブランド力で世界中にフランチャイズ展開しており、各国の売上から数パーセントのフィーをとるビジネス形態。
バーガーだけじゃなく、不動産方面のビジネスも強いですね。
儲かるビジネスをしています。
多少ヘタこいたところで、優良銘柄には変わりない。
当時は配当利回りもゆうに3%を超えていた。
売るべき理由など全くなかった。
現に、鶏肉問題で過剰に騒ぎまくってたのはアホな日本人だけだったし、それもしばらくすれば沈静化するのはわかりきってた。
まぁ、もっと安値まで暴落するからそん時に改めて安値で拾ったろ、などと都合の良いことを考えてました。
ところが、いつまでたってもMCDの株価は膠着状態。下がる気配なんてありゃしない。
それどころか徐々に上がっていき、ついに売る直前の平均取得単価の95ドルを突破。
そうやって買い戻す機会を逃し続ける。
その後もMCD株価は膠着状態を続け、非常に買いづらいボックス相場を形成していた。
そうして、ウジウジとイモ引く私を尻目に、
McDonald’s Corporationは最強の一手を打ってくる。
2015年10月 『オールデイブレックファスト』を導入。
オールデイブレックファストとは何かというと、一日中エッグマックマフィンを注文できるってことです。
???
たかが目玉焼きを一日中注文できるだけで、一体何の斬新か!?
とよくわからないでしょう。
が、なんか知らんけど、アメリカ人にはとてつもなくウケたみたい。
スマッシュヒットしました。
マクドナルドの株価は一気に130ドルへ噴き上がる。
ここまで来れば、MCD株を買い戻すのはもはや不可能。
2014年夏、マクドが消費期限切れ鶏肉問題で叩かれていた時、売り場ではなく、むしろ絶好の買い場だったわけです。
ヘビーユーザーを自称し、クォーターパウンダーとチキンフィレオの旨さを信じる私が、株価においてはマクドを全く信じていなかった。
結局、何が悪かったのか?
MCD株を購入した際、長期保有を前提としていたにもかかわらず、マスゴミのネガキャンにつられて早々と売却してしまった。
あのクズどもには煽られまいと日頃心がけていたにもかかわらず、実際は煽りに乗せられてしまった形になる。
こんなポリシーもへったくれも無い行動は、投資家としては最も恥ずべき行為だ。
大衆なんて一時的な感情で動いてるだけなので、時間が経てば客足が戻るのはわかりきっているし、現に日本マクドナルドHDさえも今では完全復活を遂げている。
当時の私は、まさに、
ビスマルクのオッさんが言うところの、
「歴史から学ばねえアホは、痛い思いして学びやがれ」
を地で行っていたといえるでしょう。
しかし、最近再びMCDの株価は下落トレンド入りしてるように見えます。
現在、1株115ドルまで落ちて来ました。
配当利回りも3%代に入ってきました。
あの苦い敗戦のリベンジを果たす時が近づいてるのかもしれない。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。