最近めっきり株式投資ネタを書かないのは、株を買ってないからです。今年は自己投資に100万以上費やす予定なので、プロレタリアートの僕には株を買う余裕がありません。身銭切って何か買ったわけでもないので、どうしても株ネタ書く意欲が湧かないんですよ。
かといって、株式投資熱が冷めたわけではありません。余裕資金があれば今すぐにでも手に入れたい銘柄はたくさんある。お金を増やすなら株式投資が一番というスタンスも何一つ変わってない。
ということで今回は、株式がいかに優秀な投資対象であるかを改めて述べておこうと思います。
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「投資は危ない」論者とは関わるな
投資は危ないとハナから決めつける人って、今だに跡を絶たないんですよね。やたらにリスクばかり気にする田舎者は多いです。ロクに投資したこともないくせに変なの。
妬みじゃね?というのは置いといて、彼らはなぜ頑なに投資を認めようとしないのか?利益よりもリスクにばかり目が向くのだろう?
少しばかり考えてみました。
勝手に生存者バイアスを持ち込む
生存者バイアス
生存者バイアスとは、現在生き残っているものを抽出してしまうことで、生き残らなかった(株では上場廃止になった銘柄)ものを考慮に入れないために、バイアスがかかってしまうという現象です。
つまり簡単にいえば、
「成功者は突出した才能とセンスがあるから成功するのであり、凡人のおまえが同じことをしても失敗する。」
彼らがドヤ顔で語る例の御高説です。
彼らごときが投資家を諌めるとは片腹痛いのだが、この「生存者バイアス」こそが、彼らが行動しない(できない)を正当化する最大の拠り所というわけです。
彼らは、リスクを取らずに堅実に生きることを美徳としてます。もっといえば、労働収入のみを頼りに清貧に生きるを良しとしてます。彼らからすれば、恐れを知らず行動力に溢れる人種なんてのは、自らのアイデンティティを揺るがす存在であり、目障りで仕方がない。そこで「生存者バイアス」を持ち出し、そういった挑戦者の出ばなを挫こうとするわけです。
実は、彼らは心の奥底では自らのショボさを自覚してるんですよ。自覚してるが故に、挑戦者する姿の眩しさに嫉妬するのです。
生存バイアス=嫉妬
嫉妬するくらいなら同じことせえや、というハナシですが、彼らを説き伏せるのは至難のワザです。なんせ「生存バイアス」を盾に、一向に動こうとしないから。
株式投資で勝つには、特別な才能は必要ない
成功者の裏側には多数の脱落者が存在するものです。一部の者の成功例のみを鵜呑みにすればバイアス(偏見・誤解)が生じる。これは当然です。
当然ですが、あくまでケースバイケースだ。スポーツ界のように、生まれ持っての能力が多分に勝敗を左右する競争であれば、生存者バイアスも考慮せざるを得んでしょうが、だからといって、全ての競争にこれを当てはめるのは間違っている。ビジネスや投資においては特にだ。
上手く稼げないからと言って、全てを才能やセンスのせいにするのはどうなんやと。上手くいかない場合の多くは、才能というよりも単に勉強不足や努力不足であることがほとんどではないのか。
多くの人が株式市場で生き残れないのは、やり方を間違えてるだけなんですよ。そして学ばない。正しい投資法を体得すれば、アホでもお金は増やせます。強者の理論?そんなもんないです。
株式投資で大損こく理由6つ
株で大損こく原因としては以下に集約されます。
・そもそも投資先(バトルフィールド)を間違えてる
・相場を読もうとする
・銘柄の選択基準があやふや
・頻繁に売買を繰り返す
・信用取引など過剰なリスクを負う
・買い時がわかっていない
株式投資に苦い経験をもつ方の多くは、だいたい上記6つのいずれかか、あるいは複数に当てはまってます。
僕が株式投資をゴリ押しする理由
逆に言えば、上記6つを押さえれば、大損こくことはまずない。
1 まず、正しい(勝てる)市場を選び、
2 チャートの動きに惑わされず、
2 銘柄の選択基準をしっかり固め、
3 頻繁な売買をやめる。手放さない覚悟で株を買い、
4 信用取引は決してやらず、
5 買い時、つまり株価が暴落した時に躊躇なく買い向かう。
正しい手順に従えば、損する確率はグンと減ります。
勝負すべき場所は?
現在は資本主義社会なので、株式市場なら世界中のあちこちにあります。まず最初に、投資先(バトルフィールド)をどこに定めるかが重要です。ここで勝負は8割がた決まります。
日本人だからといって、安易に日本株にとびついてはダメ。 長期的視野で見れば日本経済は縮小傾向にあるので、株式市場も比例するとみています。そこで儲けるのは不可能ではないにせよ、なかなかに難しいと予想される。
中国株式市場は、政府のさじ加減一つで「キリング・フィールド」と化しますので、賢明なみなさんは近づかないでください。売買停止措置とかシャレにならんでしょう?
投資するなら米国株でしょ
現在は、多国籍企業が国以上に力を持つ時代です。最も儲かる分野は、ほんの数百社の多国籍企業により、全て押さえられてる。わかりやすく例えれば、「むさぼる巨龍」が世界中の富を食い漁る、ってな構図でしょうか。残されたニッチな分野を、僕らが埋めてる感じ?
資本主義の絶対的原則とは強者総取りです。よって、これらの巨大企業はますます巨大化すると予想される。投資が最も報われやすいのは、多国籍企業の株式なのです。
ちなみに、多国籍企業のほとんどはアメリカ籍。ここがポイントですね。そのほとんどはニューヨーク証券取引所に普通に上場しており、金さえあれば誰でも簡単に手に入れることができるんですよ。僕がアメリカ株に傾倒する理由の一端がおわかりでしょうか?
しかもアメリカって、株主をこの上なく優遇する国なんですよ。その多くは配当という形で株主に報いようとする。この点こそが他の国よりも徹底されています。
優良企業の株式は何物にも勝る
僕の主要投資先は、エクソンモービル、グーグル、P&G、ジョンソン&ジョンソン、ウェルズ・ファーゴ、アメリカンエクスプレス、フィリップ・モリス、その他諸々の超優良と呼ばれる多国籍企業群ですが、僕はこれらの株を手放すことは絶対にありません。
ほっといても、四半期ごとにキッチリ配当をもたらしてくれるからです。金の卵を産むとはこのことですわ。しかも配当額は年々増えてるし。その配当を再投資してさらに配当が増えるという、まさに王者の如き稼ぎ方。
日本株だと突然、配当を減らしたりするけど、米国株はその心配はほとんどありません。減配なんて世界中の株主が許さないんですよ。だから、多国籍企業は世界中の超優秀な人材を取り揃え、彼らに必死に働いてもらってるというわけです。全ては利益を出すために。なんとも頼もしい限りじゃないか。
僕のやることといえば、黙ってこれらの企業に投資しとけばいいだけなんですよ。生存バイアスとか、あなたアホですか?
ちなみに米国株投資するなら、マネック証券のトレードステーションがオススメです。取引手数料の安さと取扱い銘柄数は日本一ですよ。
ここまで言っても納得できない方へ
まずは、株式の歴史を見ること。歴史をかじってみた上で改めて、今の状況を見てみましょう。
投資やビジネスで上手くいかない人って、歴史を軽視する傾向があります。ビスマルクの「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とか言うアレです。
歴史とは人類の失敗の歴史でもあるので、特にビジネスや投資においては歴史から学ぶことはとても多い。ユダヤ人はじめ米国トップレベルのブレーンは、ローマ時代の歴史からそらんじているそうです。