お金の話

「お金は歴史で儲けなさい」は投資メンタルが身につく初心者むけ良本だ

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「愚者は経験に学び、賢者は歴史から学ぶ」とは、19世紀ドイツの政治家オットー・フォン・ビスマルクの発言です。

 

わかりやすく言い換えれば、「バカは痛い目みないと学ばないが、賢い人はおバカさん達の失敗を見て事前に危険を察知する。」ということでしょうか。

 

辛辣だけど本質をついたこの言葉、投資家の僕にはとても考えさせられるものがあります。

 

今回は、まさにこの「賢者は経験から学ぶ」を感覚で学べる書籍を紹介しましょう。

 

「お金は歴史で儲けなさい」は、投資家であれば一度は目を通すべき良本だ

最初に断っておきますがこの本は、読めばすぐに儲かりますよ系の怪しいノウハウ本ではありません。なので、今すぐ儲かるテクニック教えろなんて方にはオススメできない。

 

あくまで、「10年といったスパンでじっくり腰を据えてお金を増やしたい」といった方に向けられた内容です。デイトレーダーではなく、長期投資家を志すみなさんにとっては、一度手に取れば何度も読み返してしまうほどの良き伴侶となるでしょう。

 

それでは、ネタバレにならない程度に、内容をアバウトに紹介していきましょう。

 

 

超長期でみれば株価は上がるようにできている

過去130年間で日本の株価は約8000倍まで上昇しました。年間収益率に換算すれば平均約7%ということになります。長期にわたって投資していれば、年間約7%ずつ資産が増えていくわけです。

 

130年間というのも気の遠くなるような期間ですが、それにしても株価が8000倍というのはとんでもない数字ですね。

 

ここで取り上げられているのは、あくまで日経平均株価ですが、長期間にわたる持続的な株価の成長というのは日本に限ったことではありません。

 

アメリカのダウ平均やヨーロッパの各株価指数など、およそ株式市場のある国であればどこでも、株価はグングン上昇し続けております。

 

長く保有してればもちろんリーマンショックのように木っ端微塵に吹き飛ばされる時もあるでしょうが、超長期で見れば、株価というものはなんだかんだで必ず上昇していくものなんです。長期のチャートを見ればリーマンなんて些事もいいとこ。株価上昇はもはや運命付けられているといってもいいのであります。

 

 

投資で重要なのは株価よりも時間だ

だからといって、長期間投資すれば無条件で儲かるのかといえば、そうではありません。本気で設けるならば、そこは鋭い選択眼が必要です。

 

例えば、もしバブル崩壊前の日経平均4万円時代に株を買ってれば、30年近く経った今でも含み損を抱えているでしょう。

 

時間が大切とはいえ、買う時期だけは誤ってはいけない。この本には嫌という程繰り返されてます。

 

コレほんとその通りなんですよね。長期的目線でみれば株価は伸びるから大丈夫!なんてのはアホールドの最たるものです。長く持ってればいずれは株価は上昇するとはいえ、仕込み時期を誤れば「死ぬまで含み損抱えこむ」なんてことにもなりかねませんから。

 

かといって、どこが高値水準なのか、はたまたどこが買い場なのか、僕らにはサッパリわからないですよね。

 

そこを解決するヒントこそが歴史にあるというわけです。歴史的な株価の流れを学ぶことで、少なくとも超高値水準でつかまされることもなくなります。

 

テクニック系のノウハウは書かれてないけど、投資メンタル系のノウハウは濃いレベルで網羅されています。勉強になる。

 

長期的な株価の流れをしっかりと見ておけば、少なくとも、バブルの頂点で買って、下落の最終局面で売ってしまうという事態は避けることができる。

 

 

歴史というものは面白いほど繰り返す

歴史は繰り返すことが多いので、過去の事例からある程度、将来を予測することが可能である

 

そう、歴史は繰り返すんですよ。人間というのはアホな生き物で、過去をみれば同じような事例があるにもかかわらず、同じ過ちを何度も繰り返すんです。

 

歴史=同じ過ちの繰り返し

 

とでもいいましょうか、歴史とはまさに人類の愚かさの証明なのかもしれませんね。

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賢明な皆さんは大多数と同じように行動してはいけません。投資で利益を出したいのであればなおさらです。そこは歴史から学びましょうよと。

 

つまり、株価の過去のチャートをしっかり見据えることで、今後の対策をしっかりと練ることができるんです。

 

結局は、お金を儲けるのって、そこのところを知ってるか知らないかの差なんですよね。必ずしも、特別な才能や強運が必要なわけではないのです。

 

 

米国経済が世界で一人勝ちし続ける理由

2章では、インフレとアメリカの優位性について述べられています。

 

「米国経済が世界で一人勝ちし続ける」のであれば、長期投資はアメリカ抜きには考えられません。これは僕も大いに賛同するところで、そこらへんの理由がわかりやすく書かれてます。

 

・米国はエネルギー自給が可能となった
・米国の経常収支は改善しドル高が進展
・米国は人口が増加するので相対的に有利な立場にある
・日本は、米国とは逆に経常赤字が進展
・経常赤字が進むことで円安
・円安が進むことでインフレが進行する

 

という観点から、

 

こうした状況を総合的に考えると、アメリカが他国よりもいかに相対的に有利な立場にあるかが理解できます。

今後の投資戦略は、持続的な経済成長を期待できるアメリカの動きを中心に考えるべきということになります。

 

と簡潔に締めましたけども、実際に読めばさらに突っ込んだ内容が理解できるでしょう。詳しくは読んでもお楽しみということで、ここではあえてネタバレは控えておきましょう。

 

 

インフレ時代を前に知っておくべきこと

日銀が大量の国債を引き受け、市場に大量のマネーを垂れ流すことで、株価など表面上の景気は上がったが、インフレが進行して国民生活は思いのほか苦しくなった。

 

実はコレ、戦前の日本の状況を言い表した一文なんですよ。

 

いかがでしょうか?

 

ほとんどの方が、これは今の日本の経済環境だと思ったのでは?

 

そう、今の日本って大正末期から昭和初期の状態にとてもよく似ているんです。日銀が大量の国債を引き受けたという点、市場に大量のマネーを垂れ流したという点なんて、今の日本の状況にそっくりそのまま当てはまりますよね。

 

ならば、昭和初期以降の日本の姿を見ていくことで、今後の日本の行く末を、ある程度予測することが可能ということになります。

 

なるほど、昭和初期の状況が繰り返されるのであれば、今後の日本はインフレが進行する可能性が極めて高いということですね。今の日本はインフレ前夜ということになります。あながち的外れではないかと。

 

インフレ予測がたつのであれば、インフレが起こる前に対策を練っておくことができます。この章ではインフレ対策に関しても詳しく言及されています。

 

 

長期投資は安全に儲かるのか

7章では長期投資の是非について述べられていますが、盲目的に長期投資をすすめているわけではありません。

 

すすめるというよりもむしろ、長期投資のリスク面について触れられています。

 

10年で資産が2.5倍以上になった人は、全体の3割に過ぎない

 

というように、「歴史で儲けなさい」なんて言うわりには、長期投資のモチベーション下がるようなことが書かれてます。あくまで投資ですからね。方法を誤れば、何年保有しようが儲からないというわけです。厳しいようですが、儲かるからと無条件に長期投資をあおるどこぞの良本よりかはマシかなと。

 

その辺りの注意すべき点をハッキリ示してくれることは素晴らしいことです。

 

 

「お金は歴史で儲けなさい」は、正しい投資のあり方を学べる傑作

投資で儲けてる人って、歴史をとても重視してるんですよ。だから、リーマンショック級の暴落で大多数の方が恐怖のどん底にあるときでも、平然としていられるのです。ましてや恐怖心にかられるまま売り払うなんてことは絶対にありません。

 

ちゃんとわかってるからです。こんなことは歴史上何度も繰り返されてきたし、そのうち値を戻すということを。要は、歴史を知る人と知らない人とでは根本的に投資メンタルが違うのです。投資の神と言われるウォーレン・バフェットなんて、リーマンショックの暴落の最中むしろ買い増ししていたくらいですからね。

 

歴史を知ることはホント大切。

 

僕自身、最も読み返した投資本は?と問われれば、間違いなく、この本を挙げます。

 

 

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若干貧しく育ったためか貧困問題にはやたらと敏感。コンプレックスの裏返しか。

 

 

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