
最近久しぶりに銘柄買いました。
HMY(ハーモニー・ゴールド・マイニング)という南アフリカの金生産会社の株です。いわゆる金鉱株銘柄ですね。$2.4で500株、$1,200で購入しました。
株のことを書くのは久しぶりです。年明けからあまりにも忙しすぎて、正直、株について考える余裕がなかったから。
しかしながら普段忘れてようとも、手元に金があれば使い道として真っ先に思い浮かぶのは、やっぱり投資なんですよね。「余剰資金は迷わず株へ!」このスタンスは僕の中で永遠に不変なのでしょう。
というわけで今回は、ゴールドへの投資方法などを述べてみます。
Contents
金に投資する方法は4つある
金に投資する方法はざっくり4つありまして、
・延べ棒(金地金)を買う、あるいは純金積立
・金関連の投資信託
・金関連のETF
・金鉱株
てなところでしょうか。
僕の知り合いには、純金積立し続けて10年の大ベテランもいらっしゃいますし、金価格連動の投資信託買ってる方もいます。人それぞれ好みも違うし、最適とするものも人それぞれなんでしょうね。
他人の投資に口出すつもりはないけど、ひとつ言わせていただきたいのが、純金積立などの現物投資や投資信託は儲からないということ。たぶんというか絶対に儲かりません。
金でガッツリ儲けるならば金鉱株一択です。この分野で儲けるにはコレ以外方法はないと思われます。
その理由を順次述べていきましょう。
金投資の前提条件 : 頼むからコツコツ積み立てるな
ドルコスト平均法を信じ、毎月毎月、純金積立を定額で続ける。
定額ゆえに暴騰時には少なくしか買えないが、暴騰時には多く買える。
マーケットの上げ下げにいちいち動揺するのはしんどいので、そんなものに惑わされず、腰を据えてコツコツ金を積み立てましょう。
全ては、老後に向けた資産形成のために。
これを、「アホールド」といいます。思考停止の極みですね。コツコツ積み上げるだけで将来ハッピーとか、どこに根拠あるのかな。過去の前例か?
彼らに必要なのは、まず、ドルコスト平均法などというエセ投資をすぐに忘れることです。
そもそも、ドルコスト平均法なんてものは売る側が作り上げた幻想なんですよ。情弱投資家を思考停止させ、安心して買い向かわせるための甘い戯言です。
前提として、金をはじめコモディティへの投資は長期保有に向いていないということを自覚してください。株式ならまだしも、コモディティへの長期投資など愚の骨頂です。
金はトレードして稼ぐものです。数週間〜数ヶ月間のスイングトレードに徹してください。はい、次。
金投資は長期保有に不向き
金が長期保有に向いてない理由は2つあります。
1.株式と違いゴールドは配当を生まない
2.管理手数料など、保有するだけでコストかかる
長期間保有すれば当然、そのぶん手数料がかさみます。特に、田中貴金属で純金積立してホクホク顔のオッさんは悔い改めてください。
管理手数料が嫌なら自分で保管すればええやん。とおっしゃる方もいるでしょうが、それは無茶ってもんです。
ウィーン金貨数枚とかならタンスにしまっとくのもいいでしょうが、延べ棒サイズともなれば、ほんとに自宅で保管できるのかと。僕は怖くてできません。
そもそもな話、保管手数料以前に、金現物は売買時にもそこそこの手数料かかりますからね。
金地金であれば買値と売値の差は1.5〜2.0%くらいの開きがあります。金貨であれば約10%も安く買い叩かれれます。高すぎ。金貨をコレクションしてるだけならいいでしょうが、投資目的であれば金現物の取引は完全アウトです。
投資信託もアウト。金現物同様、売買時にも約1〜2%手数料がかかります。何よりクソなのが信託報酬(保有するだけでかかる運用手数料)が約2%とられる点です。売買繰り返くだけで儲けなんて吹っ飛びますよ。
平気でコモディティ投信に手出す人多いけど、手数料とかちゃんと見てるのかな?
とにかく、金に限らずコモディティへの投資は長期保有してもロクなことありません。良い点としては、せいぜい眺めてうっとりできるくらいでしょうか。
コモディティを長期保有する。これが如何に無意味な行動であるか、おわかりいただけたと思います。
ゴールドに投資するなら金鉱株一択でしょう
コスト面では金鉱株は優秀です。
あくまで株式市場に上場する普通株なので、保有するだけで手数料がかかるとかないから。
株式なので当然売買時には手数料かかりますが、マネックス証券のTradestation(トレードステーション)であれば0.45%ですみます。金現物や投資信託のふざけた手数料に比べればマシではないでしょうか。
金鉱株の欠点
金鉱株に投資しとけば全て安心かといえば、そうでもありません。リスクはかなり高いです。
下図はここ1年の株価推移ですが、とにかく値動きが激しいのがお分かりいただけると思います。

金価格であれば、ここ1年の値動きは4300円〜4700円の間に収まってますからね。それに比べると、HMYなど金鉱株銘柄はとにかく値動きが激しい。チャートを見れば一目瞭然ですが、現在の株価は数ヶ月前の半分以下となっています。つまり、去年7月に買った人たちは、半年ちょいで資産価値半減してるってことですね。
リスクが高い = 儲けやすい
値動きが激しいということは、逆に値幅をとりやすいってことでもあります。ハマればドカンと値上がりしますよ。短期間に倍も夢ではありません。だから、金鉱株銘柄は極めてスイングトレード向きなのです。
ちなみに上記の株価チャート、何気に良い形に見えません?一応下げ止まってこれから上がるぞ的な、僕好みの形をなしてる。
さらにこのHMY、配当利回りがなんと3%超えています。オイシイですよコレ。いずれ株価が噴き上がるまでの間、3%もの配当を我慢料として受け取れるということですからね。
よっしゃ、倍になるまで持っといたろ!と保有する上でのモチベーション維持にもなりますよね。
以上が、僕が現物でも投信でもなく、金鉱株銘柄に投資する何よりの理由です。
今後の金価格の見通しは?
金鉱株は当然、金価格に業績が左右されます。金価格が上がれば株価も上がり、下がれば株価にも下落圧力かかる。
ならば、その金価格の見通しはどうなのか?というと、残念ながら、極めて不透明です。理由は、アメリカが利上げするから。
ドルが利上げされれば、世界の投資資金はゴールドからドルへと向かいます。そうなれば当然、金価格は下落し金鉱株も下落するというわけです。教科書的には、現在の金投資は極めて悲観的、ということになるのでしょうか。
が、これはあくまで可能性の話です。現実にはどう転ぶかなんてわからないですよ。市場の予想なんて簡単に裏切られるのが世の常だから。