米株相場がロクでもないことになってますね。
ここ数年一貫して上昇を見せてきた株式相場ですが、年明けからはどうにも雲行きが怪しかったのは、みなさん肌で感じてたはずです。
VIX指数なんて、気づけばこれですからね⤵︎

VIX指数が高いということは、市場がビビってるということです。
ビビりが顕在化した(2%下落)のは先週末からで、その引き金としては、
アメリカの好調すぎる賃金上昇
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インフレリスクの高まり
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FRBが利上げペースを早めるのでは?
との懸念が市場に広まったことにあります。というのは、現在の短期金利の動向が如実に物語ってますね⤵︎

そして今週あけに、いきなりの4.5%下落とキッツい下げ相場を演じているのは、今度は「長期金利の高まり」に市場が警戒し始めたからです。
参考記事:今さら聞けない|債券金利と株価の関係性
今後もし、米国長期債利回り(10年債利回り)が上がり続け3%を超えてくるとなれば、それは「より良い利回り」を求めて株式相場から債券相場にマネーが動くということを意味します。当然ながら、株式相場には逆風が吹き荒れることでしょう。
それに長短金利差もジワリと詰まってきているのも不気味だ。ここが詰まればリセッション(景気後退)入りの確率が高まります。
むしろ覚悟してないほうがおかしい
ここ2年の間に株式相場に参入した方は、これほどの暴落は初めてだと思います。
FANG銘柄に投資してたり、スイングトレードが目的なのであれば、一度降りて利確するのもアリでしょう。
しかしながら長期ホルダーを志すのであれば、この程度の下落で慌てるべきではありません。
自らを「長期投資家」と自称するのであれば、恐怖に駆られるがまま投げ売りなどもってのほかであり、下げ相場は財政出動のチャンスであると、むしろ喜ぶべきです。
それに、下げ相場だからといって、企業のビジネス環境が悪化しているというわけではありません。10〜12月の各企業決算は、むしろ良好ものが多い。(エクソンはコケたけどな)
ビジネス環境が悪化してないのであれば、それは企業がこれまでどおり膨大なキャッシュフローを稼ぎ続けるということであります。せっかく手に入れた優良銘柄を、下げ相場ごときでむざむざ手放すのは愚か者のすることです。
今後ももし下げ相場が続くのであれば、それはポートフォリオが真っ赤になる反面、割高だった超優良銘柄を安く手に入れ、平均取得単価を下げることで高い配当利回りを得られるチャンスでもあるということです。
2年前に早々と相場から降りた奴らは「メシウマだぜ!」などと笑ってるのでしょうが、彼らとて、他で上手くやれてるのかというと、決してそうではないと思います。仮想通貨に鞍替えして「あべし」なのがほとんどじゃないのか。
「好調な時は買う。不調になれば売る。」なんて正攻法では、市場平均並みかそれ以下のパフォーマンスしか得られません。
「相場が好調な時は穴蔵にひそむ。不調になれば穴蔵から這い出る。」といったモグラのような戦法をとらなければ、僕ら個人投資家が相場を出し抜くことなどできない。
目の前の巨獣がフラついているのであれば、さらに弱るのを待つ。ついに膝をついたとなれば、そこで一気に食らいつく。ハイエナのような戦法でなければ、僕ら零細投資家が相場という巨獣に勝つことはできないのであります。
仮想通貨ホルダーは自分の心配しとけ
仮想通貨ホルダーの中には、「株式は儲けの効率が悪い」とか「相場環境ヤバすぎ」などと、ありがたくも助言をくださる方がいますが、
正直、これほど滑稽なものはありませんね。
おまえらは自分の心配してろ。⤵︎


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