
こんにちは、伴です。
今回のマントラ.comでは株式投資への誤解ついて語ります。
たまたまでも気まぐれでも構いません。
この記事を読んでくれることで、皆さんの金融リテラシー向上に少しでもお役に立てるなら、私としてはとても喜ばしいことです。
(私などより株式投資の経験豊富な方は、生温かい目で読み飛ばしてくださいね。)
私が初めて株式の売買を経験したのは、世界がリーマンショックから立ち直れず悲壮感を引きずっていた頃でした。
投資歴は現時点で約6年でしょうか。
その間ひたすら株式投資に傾倒し続け、今では資産の90%以上が株式と化しています。
これまでは株式投資に関する本や著名ブロガーの記事を読み漁り情報のインプットに努めてきました。
私も、これまで得てきた知識を他の人たちと共有したいと思い立ち、私自身がアウトプットする側に身を置こうと思います。
じゃあ、どんなことをアウトプットするのか。
株式投資は、個人の資産形成にとっては有効だということを発信していこうと思っています。
今回はまず、株式投資に対する世間一般からの誤解を解くことに焦点を当てていきます。
日本人の中で株を買っている人って、どれくらいいるんでしょうか?
周囲の人を見渡しても、おそらくほとんど見当たらないのでは?

日本銀行調査統計局(2015年3月23日)「資金循環の日米欧比較」
上の図は株式資産が日米欧の家計に占める割合を示しています。
他の先進国と比較すると、日本において株式を持つ人の割合が突出して低いことがわかります。
およそ10人に1人くらいの割合でしょうか。
投資信託を含めば、約15%の割合になりますね。
私の感覚では、この割合はもう少し低い気がしますけど。
この図を見れば、日本人はリスクをとることを嫌う民族性なんだってことがわかりますよね。
一方で預貯金を保有している層がとても多いことから、現金や預貯金に対しては過剰に信頼を置いてるともいえます。
株式資産に対しては全く信用していないんです。
政府がいくら「預金から投資へ」と音頭を取ったところで空回りするのがオチですし、現にそうなってますよね。
まぁそれ以前に、お金や投資の教育が十分に為されてない中で、いくら投資をしようと声を大きくしても、それは順番が違うんじゃない?となるわけです。
こんな風潮の中では、個人が「私は株式投資をしている」と公言したところで、周囲からの共感は得られません。
共感を得られるどころかギャンブル狂のように思われることもあります。
「大損こく前に、ほどほどのところで手仕舞いなさい。」
「株で稼ぐなんてのは、一部の才能ある人たちだけなんだから。」
「痛い思いをすれば、あいつも目を覚ますさ。」
こんな風に、憐れみを含んだ反応しか返ってこないかもしれません。
でも、株式投資してると公言している人たちの中には「本当に良いものだから、他の人にも勧めたい」と心から思ってる人たちだっているんですよね。
なぜ預貯金にお金を預けるのは良くて、株式にお金を預けるのがダメなのか。
預貯金>株式 となる理由としては、
預貯金はリスクがなく元本が保証されるから。
株式は値下がりするリスクがあるから。
といったところでしょうか。
確かに、株式は値下がりするリスクは大いにありますし、買って以来一度も値下がりなんてしなかった方はまずいないでしょう。
しかし、日々の株価の変動に目をつむることができれば、数年後には驚くほど値上がりする銘柄は存在します。
預貯金はどうでしょうか。
確かに額面金額が減るなんてことはまずあり得ませんが、増えることもまずありません。
利子で多少の含み益が出るでしょうが、多少です。
現在の定期預金の金利は年0.02%〜0.1%
100万円預けれるとすれば、年間1,000円にも満たない利子しか受け取れません。
一方、株式はどうでしょうか。
株式を保有していると配当が発生します。
投資信託だと分配金ですね。
その利率が侮れないんです。
市場には年率5%以上にも及ぶ銘柄もありますから。
100万円預ければ年間のリターンは5万円です。
預貯金の利子とは雲泥の差でしょう。
しかし、この高い配当利率にも落とし穴があります。
減配や無配です。
企業が業績悪化のため配当金を減らしたり無くしたりすることです。
そうなると、当初予定していたリターンは大幅に減るか無くなります。
当然その株価自体も急落しますので、売り払ったとしても損失が生じる恐れもあります。
この点は注意が必要です。
確かに預貯金に比べれば、元本保証のない株式はリスクが高いです。
でも、正しい銘柄を選択する審美眼さえ手に入れれば、一生涯に渡り高いリターンを享受することも可能なんです。
このMantraでは、今後、皆さんが株式を手に入れる際の正しい選択方法をいくつか紹介していきたいとおもいます。