個別銘柄分析

そろそろユーロ圏に投資しても良いかもしれない。ユーロストックス50連動のETFに投資してみた。

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久しぶりに各国の株価指数や経済指標を見てたのですが、とあるチャートに目を奪われてしまいました。

なんと、ここにきてあの欧州経済がジワリと回復しているじゃありませんか。

ユーロ圏と聞けば、まず第一に経済がダメ。もはや宿命と化したテロとの闘い。典型的なグローバル化の失敗例。といった負の連鎖的イメージをもつ方が多いことでしょう。

 

しかしながら、そんなユーロ圏もふと気がつけば、再び力強い経済成長が戻ってきてるという。

投資家を自称するのであれば、米国経済だけ見ててはダメだなと認識を新たにした次第であります。

 

というわけで、今回はユーロ圏の政治経済に関して少しばかり考察してみましょう。

投資家からシカトされ続けてきたユーロ圏

思えばリーマンショック以降、ヨーロッパは苦境に次ぐ苦境の連続でしたね。「悪いことは続けて起こる」を地で行くが如く、ここ数年の欧州は政治的にも経済的にも混迷を極めていました。

 

ギリシャ危機に端を発した、あの「欧州債務危機」

それに連動して起こった「PIIGS」への不信感

ユーロの牽引役であるドイツ・フォルクスワーゲンの排ガス不正問題

移民排斥を掲げる極右政党の躍進による政治リスクの顕在化

まさかの英国のEU離脱

なにより、慢性的に続く凶悪なテロ

 

とりわけギリシャ危機は世界同時株安を引き起こすほどの大インパクトでした。当時、僕のポートフォリオも随分と痛めつけられたのは苦い思い出です。

そして忘れられないのが、英国のEU離脱でしょう。株価は微妙にクラッシュし、ついにユーロも空中分解か!との強い危機感を抱かされたものです。

 

というように、ユーロ圏に投資する理由など全く見当たらなかったのがこれまでの歴史です。「もはやEUは終わったな」と思わせるには十分なほど、欧州経済は無間地獄の様相を呈していましたからね。

 

マクロン氏の当選で欧州の政治リスクは後退したのか

ところが今年に入って以来、欧州経済は堅調そのもの。失業率も回復し、事業投資率も徐々に改善してきています。

どことなく信用できないものがあったのは、常に政治リスクを意識せざるを得なかったからでしょう。

なんせ、フランスの極右政党「国民戦線」はじめ、ユーロ加盟各国においても移民排斥をうたう極右政党が躍進しており、それが欧州の政治を不安定化させてきましたから(現在進行形ですが)。

 

そんなユーロ圏の政治リスクを払拭したのが、フランス大統領選でのエマニュエル・マクロン氏の当選です。

あの時、極右政党「国民戦線」率いるマリーヌ・ルペン氏が勝利していれば、欧州の反グローバル化には拍車がかかっていたと思われます。となれば政治的リスクはさらに高まり、欧州経済も再び混迷していたはず。

 

マリーヌ・ル・ペン。極右政党「国民戦線」創始者。

 

もっともマクロン氏は極左でも極右でもなく、あくまで中立の立場ではありますが、移民反対のマリーヌ・ルペン氏の当選を阻止したというこの一点だけでも、グローバル推進派からすれば勝利以外の何物でもないでしょう。

 

さらには、フランス国民議会選挙においてもマクロン氏率いる新党のさらなる圧勝と。これで、欧州の大国フランスが保守に舵を切ることが明白となったわけです。

 

EUはなんとか保たれた。と考えるのは決して的外れではないはずです。

 

エマニュエル・マクロン。熟女好きで有名。

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とはいえ、ユーロ圏に不安が消え去ったわけではありません。

9月にはドイツ議会選挙が控えております。ここでメルケル首相率いる「キリスト教民主同盟」が負けるとなれば、これまたどうなるかわかりません。

移民受入れに反対する「ドイツのための選択肢」など、極右寄りの政党が議席を伸ばすとなれば、それはユーロ圏のリーダーであるドイツが足元からグラつくことを意味します。欧州の政治リスクは再び顕在化することになるでしょう。

 

そろそろユーロにも投資してもいいのではないか

そうはいっても、現在の欧州は景気回復基調にあるのは間違いありません。

ユーロ圏主要各国のGDP、どれを見ても非常に力強い回復ぶりが伺われます。

 

 

 

 

 

そして、ユーロ圏の株価にはまだまだ割安感があるのも事実です。なんせ、米国に比べて経済の回復がえらくもたついてきましたからね。株価にしても、これまでダウやS&Pに対し随分遅れをとってきました。

ということはすなわち、ユーロ圏には株価の上昇余地がまだ残されているのでは、とも考えられます。

 

ユーロストックス50連動ETFを購入

最近アメリカの景気の良さにも徐々に翳りが見えてきてまして、ここらで株価に何らかのクラッシュがあったとしても不思議ではない局面です。

そんな状況下で上昇トレンドに賭けるのも少々分が悪い気がしますが、ここはあえてユーロ圏にも投資をしてみようと考えます。

 

ドイツ銀行(DB)やシーメンス(SI)など、欧州のADR銘柄を個別に買うことも考えましたが、いろいろ分析するのも面倒です。それならば、欧州の優良企業各社に包括的に投資できるETFにようかなと。

 

「ユーロストックス50」という有名な指標があります。ユーロ圏主要12ヵ国の優良企業50社で構成される株価指数です。

この「ユーロストックス50」に連動するインデックスファンドを買うことにしました。

 

 

UBS ETF ユーロ圏大型株50(1385)

検討した結果、「UBS ETF ユーロ圏大型株50」を買うことにしました。東証に上場するETFです。円で株を買うのは実に久しぶり。

NY証券取引所にはVanguard(バンガード)やブラックロックなどの、比較的手数料の安いETFが豊富にあるのですが、マネックス証券のトレードステーションでは何故か取扱い種類が少なくて、これといったのがありませんでしたからね。

 

「UBS ETF ユーロ圏大型株50」を選択した理由は、信託報酬の安さにあります。年間0.15%はコスト面ではかなり安い。

 

分配金は年2回。残念ながら、米国の優良企業のように毎年キッチリ上昇するというわけではありません。

 

 

年によって結構バラツキがありますね。利率にしても1%未満と全然大したことないんですが、無いよりはマシかなと。

 

というわけで、50株ほど購入済みです。上手くスイングトレードできれば儲けものですね。

 

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