投資

投資家がうさんくさく見える理由

スポンサードリンク

 

毎年この時期になると、社畜界では「ボーナス査定」を気にする人たちが一定数現れます。

「オレの評価はどうなってる?」

「あたしのボーナス、増えてんの?」

組織の人件費を統括する立場にある僕のもとには、この手のエゴまみれの問い合わせが後を絶たない。

「査定」とは、文句たれることなく年がら年中労働に勤しむ社畜さんたちが、日頃絶対に得られない「承認欲求」を満たせる唯一の機会なのです。まさに社畜界の「勤労感謝の日」。

僕の職場の場合、グレードにもよりますが、査定が良ければだいたい3〜6万ほど可処分所得はアップしますね。好評価を得た人は、「おっしゃ飲み行くぞ」となるのが極めて自然な流れのようで、それが彼らにとっては最高の「社畜流リア充」なのであります。

 

テンションMAXな中、水を差すのが僕って人間なんですよ。

「あ〜12月だけで配当が7万も入ってくるわ〜」

と挑発的なポーズで、わざわざ言わなくてもいいことを敢えて口に出す。

僕は彼らにかまをかけているのです。そうすることで、興味を示すタイプと無関心なタイプを選別できるから。

残念ながら、周囲からは総スカンを食らうわけで、特に意識高い系の女性陣からは「軽蔑」のこもった流し目で一瞥されて終わるというね。

まぁこれはいつものことです。

ほとんどの方は「ま〜た伴のアホタレがクソ発言してるよ」と軽く受け流し、何事もなかったかのように再び仕事に勤しみ始める。

投資はやっぱりうさんくさい

これは、ただの与太話ではありません。

ここで注目すべきポイントは、たかが3〜6万アップしただけでテンション上がる連中が、年間4124ドルの配当を受け取る僕の生き様を何一つ羨ましいと思わないという点です。

羨ましがるどころか、むしろ「はよ大損こいて痛い目みやがれ」というメシウマ的悪意をひしひしと感じる。

投資の経験がないため理解の範疇を超えている。これは仕方のない話であります。が、中にはマネーリテラシーのある方も若干いて、彼らは僕の収益のカラクリにもうすうす勘づいてる。

にもかかわらず、彼らも周囲と同様、僕の収益源を「うさんくさい」としかみなさない。

これは何故か?

僕自身がうさんくさいというのはまぁおいといて、そもそも彼らの目には投資自体が「極めてうさんくさいもの」としか映っていないのです。

 

「投資家」がうさんくさい理由

とにかく「投資家」というのは胡散臭がられるんですよ。なんせ投資家の僕から見ても、他の投資家さんってメチャクチャうさんくさいですからね。逆も然りでしょう。

なぜこうも胡散臭いのか。

 

1.投資には正解がない

投資家はみな「投資理論」を振りかざすのを好みます。僕でいえば、

投資マネーは伸びる市場に落とせ。これは基本だ。

伸びる市場とは「アメリカ」のことだ。世界中からヒト・モノ・カネが集まり、絶えずイノベーションが生まれる資本主義の総本山。これほど将来有望な国は「アメリカ」以外にない。

ちなみに日本なんてガラパゴス国家は無視しろ。安い愛国心など投資には不要だ。

株主還元への意識が高いのも、アメリカをおいて他にはない。アメリカの企業はビジネスへの姿勢が一貫して合理的、「功利主義」が極まっている。カネの預け先として、これほど頼もしいものはないだろ。

カネは素直にニューヨーク証券取引所に落とせ。

ところで、今の世界はどう見える?

資本主義一色だろ。これを否定する奴はいない。資本主義が席巻するということは、この世は「強者総取り」が原則であるということだ。ラブ&ピースなんざクソくらえだ。

「強者総取り」が原則なら、強い企業を素直に買え。圧倒的なブランド力があり、世界中で富を吸い上げる多国籍企業の株を買え。ぽっと出のマイナー企業などに夢を託すな。小賢しく分析したところで、外野のお前らには何もわからん。

スポンサードリンク

優良銘柄を手に入れたら、あとは「配当再投資戦略」で持ち続けろ。売ってもいいのは、ビジネスの優位性がなくなった時。これだけだ。

長期保有を前提とするなら、「欲にかられて利確」なんてセコいマネはするな。だいたい、その金どこにもってくんだ?売る理由がなけりゃ黙ってもっとけ。

というのが、大雑把ではありますが僕の投資理論(というか哲学)です。納得してくれる方もいるでしょうが、これに賛同してくれる人って実は少ない。

なぜか?

そこに確実に儲かるという「保証」がないからです。

僕の投資理論なんてのはあくまで一例で、投資家さんの中にはパッシブ運用を信じて疑わない人もいれば、テクニカルこそ金持ちへの最短経路と信じる人もいる。

P/Lやバランスシートを分析するだけで報われると信じる変な人たちもいる。

そのどれもがもっともらしい理屈を並べ立ててるけど、そのどれもが、確実であるという「保証」がないのです。

もしリーマン級の暴落に見舞われるとしたら、日頃雄弁に語る僕などは情報商材詐欺野郎と同じ扱いになるでしょう。

絶対勝てると言えない。「勝てる保証」を与えられない。投資家がうさんくさく見えるのはこのためです。「おめー、それ本当か?」と。「損したら責任もてんのか?」と、聞き手からすれば疑念を払拭できない。

当然、他人の大損に責任なんてもてないので、「投資は自己責任で」などとブログの最後に注意書きをする。それがまた胡散臭さを倍増させる。

 

2.ポジショントーク

投資家がうさんくさいのは、発言内容が100%ポジショントークだからです。

ジム・ロジャースなんて好例ですよね。「おめーソロスと一緒にクォンタムファンドの一翼を担っておきながら、よくもまぁ、そこまでテキトー発言連発できんな」と。あのクソダサい蝶ネクタイをむしりたくなった方もいると思います。

Embed from Getty Images

絶対に勝てる投資理論や哲学などこの世には存在しない以上、投資家としては己の信念=投資理論を貫くしかないわけです。

不確実極まりないことを、己の信念だけで、さも絶対であるかのごとく語る。投資家の発言がポジショントークになるのは仕方ないんであります。ある意味、うさんくさくて当たり前なんですよ。

この際はっきりいうけど、投資家にはポジショントーク以外ネタがないんだよ。

 

投資家からポジショントークとったら、一体何が残んだよ?

 

なんてことを言うと、ますます投資家の胡散臭さが極まっていくわけですね。「オレの言う通りに投資すりゃ絶対に儲かるからな。たぶん。」て言われて納得する人は少ないわけで。

そもそもね、人は思い違いをしてるんですよ。投資やビジネスの世界に「絶対」なんてないんです。

当たり障りのないこと、言おうと思えば言えますよ。エセ経済評論家のように、逃げ道つくって批判をかわすのなんて簡単だ。でもね、

それのどこがおもしろい?

 

クリックしていただければ励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村
 

関連記事

  1. 投資

    「靴磨きの少年」にも「金を差し出す」という重要な役割がある

    たとえば外国人に対し(一般的な)日本人像を説明する…

  2. 投資

    マクドナルド(NYSE : MCD)30株購入

    こんにちは、ブロガーの伴だ。&nb…

  3. 投資

    リーマンショック再考|「デリバティブ」という名の大量破壊兵器

    およそ投資家であれば知らない人はいないのではないか。「リーマンショック…

  4. 投資

    スターバックスへの投資は報われるか?

    『スターバックス・コーヒー』…

プロフィール

 

 

管理人の伴です。
 

 

公務員でありながら公務員が大嫌いな完全社会不適合者。

 

 

ワーキングプア脱出のため、アレコレ考え実践しています。守備範囲は主に株式投資。

 

 

若干貧しく育ったためか貧困問題にはやたらと敏感。コンプレックスの裏返しか。

 

 

【好きなもの】
MacBook、マクドナルド、コーヒー、クレジットカード、自慢の腕時計、自慢のリーガルシューズ。

 

 

【嫌いなもの】
公務員、社畜系クソ上司、とりあえず職場の人間関係全部。

 

 

 

詳しいプロフィールはこちら
 

 

 

PAGE TOP