猿でもわかるリーマンショックとサブプライム問題

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こんにちわ、ブロガーの伴です。

 

今回は「リーマンショック」について語りましょう。当サイトでは珍しく長文となっております。

 

なんで今更、リーマンショックの話かって?

 

過去を振り返り反省するのは、より良い未来を作るため。ってのはキレイ事だが、過去の失敗を見つめることには必ず意味がある。

これまで人類は同じような失敗ばかりを繰り返してきた。過去の失敗を学び歴史を知るということは、今後必ず起こりうる同様の事態にも対処できるということだ。

知っているのと知らないのでは、対処の仕方に雲泥の差が生じる。歴史を学ぶ意味とは、まさにここにあるのではないだろうか?

リーマンショックの原因  サブプライムローンの焦げ付き

リーマンショックとはあくまで和製英語だ。

英語圏では、

『the collapse of Lehman Brothers』

または、

『Bankruptcy of Lehman Brothers』

というのが正式名称らしい。リーマンショック”Lehman Shock”と言っても海外では通じないことは頭に入れておこう。

 

100年に一度と言われるほどの世界的金融崩壊を引き起こしたリーマンショック。

そもそもの原因はサブプライム・ローンの崩壊にあるんだが、まずは、このサブプライム・ローンについて解説したい。

アメリカの不動産価格は、2000年頃からうなぎ登りだった。当時のチャートなどはググればすぐ出てくるので、是非見て頂きたい。実に凄まじい上昇率を見せている。

銀行をはじめとする金融機関は、この不動産業界の活況にあやかり、さらなる儲けを企んでいた。やがて、その強欲さがとんでもねー金融商品を生み出すことになる。その金融商品が世界を阿鼻叫喚地獄へと叩き落とすのである。

 

アメリカは当時から格差が進んでおり、とても住宅ローンなど払えない貧困層が大多数を占めていた。

そこで、強欲な金融業界が白羽の矢を立てたのがこの貧困層だった。住宅市場のさらなる活況を引き起こすには、大多数を占める貧困層の需要が要る。とりあえず、コイツらにもなんとか家を買わせようと無理矢理住宅ローンを組ませようと画策した。この低所得者向けの住宅ローンこそが『サブプライム・ローン』というわけだ。

 

ここで、みんなは、ふと考えるだろう。低所得者が住宅ローン組んだところで払えるわけないじゃないか、って。

ところが低所得者でも余裕で買えたんだ。なぜなら、住宅市場は活況で買い手はいくらでもいる。しかも住宅価格はうなぎ登りで、買い値より高値で売ることができる。ローンの残債なんてあり得ないから安心して買えよ、というわけだ。

それに、手元に金は無くてもサブプライムローンという手段までおあつらえむきに用意されてる。

これに喜んだ貧困層はこぞって住宅購入に飛びついた。労なく手に入るんなら、誰だって家が欲しくなるもんだ。

しかも、アメリカでは家を売り払えば残債は消えるという制度がある。残ったローンは当然払わなければならない日本とは大違い。

こういったアメリカの制度も後押ししたのだろう、貧困層の間で飛ぶように家が売れまくった。こうして、サブプライム・ローンの残高は膨れるに膨れ上がっていったというわけだ。

 

冷静に考えれば、銀行からすればこれほどリスキーな不良債権はないと思うだろう?

しかしながら、全く問題無し、というのが当時の風潮だった。むしろ住宅市場は今後も有望な市場であり続ける、なんて楽観視されていたくらいだからね。

『払えなければ売ればいい』

この救い難いまでの油断・慢心が当時のアメリカを覆っていたんだ。

まさに典型的なバブルだった。

でも、そんな状態が持続可能なのは、不動産価格が上昇し続けるという前提があってこそのものだ。

2007年に入ると住宅市場は下落相場へと突入する。それは、サブプライムローンが成り立つ前提条件がついに崩れたことを意味していた。

日本のバブル崩壊も似たような住宅神話の崩壊ではなかったか?まぁ、みんなすっかり忘れていたんだろうな。

 

吐き気を催すモーゲージ債

モーゲージ債とはあまり聞きなれない言葉だろうから、ここで超簡単に説明しておこう。

 

住宅購入者は家を買う際には住宅ローンを組む。

金融機関はその住宅ローンを償還期限や金利ごとに組み分けする。これはモーゲージ・プールと呼ばれる。

金融機関はこのモーゲージ・プールを証券化して投資家に売りさばく。証券を保有する投資家は住宅購入者が払う金利を受け取れる。

簡単に言えば、これがモーゲージ債だ。

 

ここで、リーマンショック当時のモーゲージ債に目を向けてみようか。

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当然、モーゲージ債は償還期限や金利ごと分けられているわけだから、優良なものもあるがゴミ以下のものもある。ここで問題になったのがゴミ以下のモーゲージ債だ。そのゴミをサブプライム・モーゲージという。

貧困層のローンで組成されたサブプライム・モーゲージ債なんて、ゴミに決まってるだろ?

支払い能力も怪しくいつ飛んでもおかしくない連中の住宅ローンで作られた金融商品なんて、ゴミどころかクソだ。不良債権なんて言葉じゃあ生ぬるい。

当時はこの、サブプライム・モーゲージ債というクソ債権が金融商品化され市場に溢れかえっていたんだ。

 

金融機関のモラル崩壊を象徴するCDO

 

儲かれば何をしても良いのか?

 

当時のウォール街はモラルが崩壊しており、証券会社や投資銀行はやってはいけないことをやっていた。

何をしたかというと、サブプライム・モーゲージ債と優良なモーゲージ債をごっちゃ混ぜにしたものを作ったんだ。これがいわゆるCDOというやつ。『まるでクソをクソで塗り固めた』と言われるほどの不良債権だ。こともあろうかウォール街の連中やその他米国の金融機関はこのCDOを市場にばら撒きやがった。

 

そもそも、なぜごっちゃ混ぜにしたかって?

 

サブプライム・モーゲージ債単体では危なっかしくて売れないけど、優良なものが混ざっていればそれを盾にカモフラージュできるだろ?

だから、ゴミ以下のローン債権から優良な債権まで切り刻みまくってごっちゃ混ぜにしてパッケージ化したわけだ。しかも、当時の金融業界の人達でさえ、一体何が入っているのかわからないほど複雑な代物だったようだ。

 

しかも、信じられないことに、当時のアメリカの格付け機関はその危険きわまるパッケージ商品にAAAをつけやがった。

 

んで、どうなったかって?

 

飛ぶように売れたよ。銀行から個人まで飛ぶように売れまくった。

 

コラテラル・ダメージ

相場なんてものは上昇し続けることなどあり得ない。上昇・下降の繰り返しであり、上昇すれば下降が始まるもの。

2007年、住宅市場には下落の兆しが見えはじめた。それ以降の住宅市場は売りが売りを呼んだ。転売すれば儲かるという前提が崩れたんだから当然だ。徹底的に叩き売られはじめた。

家が売れればまだマシなほうで、多くの貧困層は買い手が見つからない。貧困層ゆえに支払い能力などなく家の維持などできるわけもなく、結果、自己破産に追い込まれていく。

となると、当然、貧困層相手のサブプライム・ローンなど紙くずと化す。金融機関からすれば、返ってくるべき債権が返ってこなくなるというわけだ。

そのサブプライム・ローン債を大量に発行していたのが「リーマン・ブラザーズ」だ。金が返ってこないのだから倒産するのは当然だろう。

そして、モラルが欠落していた金融機関は何もリーマン・ブラザーズだけではない。バンク・オブ・アメリカやベア・スターンズ、モルガン・スタンレーなど実に多くの金融機関がゴミ以下のモーゲージ債やクソで塗り固めたCDOを大量に保有していた。

しかも、各社ともリーマン・ブラザーズの社債まで保有していたものだから、その倒産により社債までもが紙くずと化す。

保有する債権のことごとくが紙くずと化した結果、アメリカをはじめ世界各国の金融機関は財務状態が悪化し沈んでいく。その影響は銀行だけにとどまらず、その他関係ない業界まで不況の嵐が飲み込んでいった。株式市場も世界同時株安となり、滝のように下落していった。

 

以上、これが「リーマン・ショック」の簡単なあらましだ。

 

私が理解している範疇で、できる限り簡単に解説してみた。間違っている箇所があれば、ご指摘願いたい。

 

まとめ

最後に、リーマンショックについて簡単にまとめてみよう。

1.住宅市場の活況を受けた米国の金融業界は、調子に乗って住宅ローン市場を、支払い能力の乏しい貧困層まで広げ始める。(サブプライム・ローン)

2.調子に乗った米国の金融業界は、貧困層のサブプライム・モーゲージ債などで組成されるCDOを開発した。そのCDOとは、ワケのわからん金融工学で不良債権と比較的優良な債権をごちゃ混ぜにしてパッケージ化したもの。それを米国をはじめ世界中にばらまいた。

3.やがて住宅市場の崩壊がはじまりサブプライムローンが焦げ付き、リーマン・ブラザーズが破綻する。リーマン・ブラザーズの崩壊以前に、その他の金融機関もクソで塗り固めたCDOを大量に保有していたため、多くの金融機関が沈んでいった。

 

ざっとこんな感じだろうか?

 

興味が湧いたなんて方には、マジで面白い映画があるんで紹介しよう。

「マネー・ショート」

このブログを読んだみんなは、簡単な予備知識はバッチリだから、内容もわかりやすいと思うよ!

 


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プロフィール


管理人の伴です。

公務員でありながら公務員をこよなく嫌う社会不適合者。

ワーキングプア脱出のため、アレコレ考え実践しており、守備範囲は主に株式投資はじめお金に関すること。

若干貧しく育ったためか貧困問題にはやたらと敏感。コンプレックスの裏返しか。

【好きなもの】
MacBook、マクドナルド、コーヒー、カレー、自慢の腕時計、自慢のリーガルシューズ。

【嫌いなもの】
公務員、ヤンキー、スタバに来るうるさいオバはん。

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