投資

長期投資の憂鬱とEPS成長率に基づくファンダメンタルズ分析

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『株式投資の未来』はジェレミー・シーゲル教授の名著であり、世の長期投資家にとっては「バイブル」ともいうべき究極の一冊です。

 

永続的にキャッシュを生みだす(と思われる)企業の株を長期で保有し、愚直に配当再投資を続ける。これこそが未来にわたり大きな利益を生む。

 

1.流行り廃りとは無縁の生活必需品セクターの中から銘柄を選択
2.それを長期間保有し、
3.出された配当は全て再投資
4.結果、資産は雪だるま式に増え続ける

本気出すのは当初の『銘柄選択』のみ。買ったあとは気絶しててOK。配当は黙って再投資に回せと。

長期投資家にとっては『マントラ(真言)』ともいうべき投資理論であり、これに反発するのは「効率的市場仮説」に取り憑かれたインデックス信者だけだと思われます。

僕自身もこの考えには大いに影響を受けております。複利効果を信じ、ここ数年間ひたすら「配当再投資」を実践してきました。

 

これやめます。

 

どうにも効率が悪くてですね。

長年試してきたんですけど、良かったのはリーマンから5年間くらいでしょうか。あの頃は世界経済が回復途上にあったので、パフォーマンスは確かに最高でした。

が、最近は頭打ち感アリアリです。ここ2年以内に参入された方は含み損抱えているのではないでしょうか。

ってことで、ほかの手法にもリソースを割くことにしました。今後は長期投資はほどほどにします。

 

投資手法の変換

ここ最近の僕の取引はかなり活発でして、

【PG】・・・50%売却
【WMT】・・全て売却
【PM】・・・全て売却
【WFC】・・全て売却
【SBUX】・・全て売却
【MCD】・・全て売却
【AAPL】・・全て売却
【RTN】・・・50%売却
【IBM】・・・50%売却

と、大半の銘柄を利確しております。

「築き上げたものをぶち壊す」と言わんばかりの始末ぶり。巷でよくいう「金の卵を産む鶏」を「焼き鳥」にしてるというわけですね。

【PG】と【IBM】を半分残したのはNISA口座にあるからです。これを売るは流石にアホらしいので、このまま持ち続けて配当を頂くことにします。

ポジションに変更がないのは、

・エクソンモービル
・ジョンソン&ジョンソン
・アメリカン・エクスプレス
・ウォルト・ディズニー
・ネットフリックス
・アマゾン

の6銘柄のみ。おかげさまで現在の資金は潤沢です。

じゃあ「配当再投資」から完全にフェードアウトするのか?というと、そういうわけではありません。

「シーゲル流こそ長期投資における一つの解である」との確信は今でも揺るぎはなく、ジョンソン&ジョンソンに関しては今後も「配当再投資」を続けるでしょう。エクソンとディズニーに至っては、本日少しばかり買い増したくらいです。

でも今後は、それら以外に長期投資するつもりはありません。

配当再投資が優れているといっても、それはある程度の資金があればのハナシですからね。

僕のように2,000万に満たない程度の資産額と、所得から捻り出せる投資金額が年間100万程度では、いくら「積み立て」と「配当再投資」をハイブリッドしたところで、目標金額までには時間がかかりすぎるのです。

前々から言ってることですが、お金のない投資家が「お金持ちになりたい」場合、まずやることは種銭を増やすことです。投資においてはストックがなければ話になりません。

「資本主義」というその名が示すとおり、投資収益はストック(=種銭=資本)に比例します。ストック収入を増やすのであれば、当然ながら、ストックそのものを大きくしなければ、いつまでたっても収入は増えやしないのです。

そして、ストックを増やすには「リスク」をとるしかないわけですよ。

僕が常日頃からインデックス投資を否定する理由がここにあります。

すでに十分な額のお金があったり(額は人による)、ドルコストが目的であればインデックス投資は正解でしょう。

でも貧しい投資家がお金持ちを目指すのであれば、インデックス投資や「配当再投資」だけでは不十分です。

もちろん地道に続ければ増えますよ。でも、その増え具合も地味そのもの。

「至れる」のは一体何年後だ?と。たとえ1億を達成できたとしても、それが棺桶に片足突っ込んだ状態なら、有り難みも失せるってもんです。

ウォーレン・バフェットは言う。

「私が大金持ちになれたのは、急いで大金持ちになろうとしなかったからだ。」

若い頃に既にそれなりのストックがあったバフェットだからこそ言えるセリフだと思います。

多くの方にはバフェット御大ほどのストックもないし「才覚」もありません。金も才覚もない者が、いくら御大の猿真似をしても儲からないのは当たり前のことです。

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『バリュー投資』などとドヤるけど、その銘柄がバーゲン価格であることを論理的に説明できるのか?

ストックを目標金額に早く近づけるには、つまり早くお金を増やすには、それなりのリスクをとる必要があります。

 

EPS成長率に着目した投資法

シェイク・シャック【SHAK】を新たに加えたのは先日も書きましたね。

あの時はチャートの形状を云々しましたが、今回は『EPS成長率』に着目した銘柄の選択方法を述べていきます。

まず、EPSとは「1株あたりの純利益」のこと。

これがどれだけ成長しているかを見て銘柄選択を行うことにします。「グロース株投資」に近いかもしれませんね。

 

EPS成長率は前年同期比で見よう

ここでいう「成長率」とは、あくまでも「前年同期比」での成長率です。

四半期の推移はあまり気にしなくていいと考えます。右肩上がりならOKくらいな感覚でいいのかなと。

銘柄によっては「季節性の影響」が多分にあります。

四半期の EPS推移だけでは、この「季節性の影響」を排除することができないため、誤った判断を下しかねない。

EPS成長率をみるには「前年同期比」であるべきと考えます。

 

EPS成長率と売上高

重要なのが、前年同期比でどれだけ伸びたかです。

数%の成長率ではハナシになりませんし、減ってる銘柄などは論外中の論外です。

大化けする銘柄というのは、EPSが前年同期比でアホみたいに上がっているものです。現に、過去の大化け銘柄は、爆騰時のEPS成長率は25%〜中には200%のものばかり。

そして、『アーニングサプライズ』は1度だけでは話になりません。直近の決算がいくら凄まじかったにしても、その前の決算が鳴かず飛ばずであれば、決断するにはまだ早い。

少なくとも、直近の2期連続でEPSが前年同期比30%以上成長している銘柄を選びたい。

たとえばシェイク・シャックの場合、直近のEPS成長率は18%です。その前は26%。さらにその前は28%となっており、若干鈍化しているのが気になるところです。

なので今は100株程度の保有でとどめております。もし次の決算がやばければ売ります。

売上高にも注目しましょう。

EPS成長率がいくら超弩級でも、売上高が横ばいでは暴落する可能性が高いので。

成長株で身近な例を一つあげるとすれば、ネットフリックス【NFLX】でしょうか。

絵に描いたような右肩上がりの売上成長ですね⤵︎

特にEPS成長率は凄まじく、直近の決算はなんと前年同期比で156倍という、大化けしたのも十二分にうなづける成長率です。

 

フェイスブック【FB】も悪くありません。

ちなみに【FB】は現在絶賛暴落中です。というのは、英国の顧客を追放したり、「おまえんとこの広告は効果あるんか?」と大企業からケチつけられるなど色々もめてるからですね。

株価は現在ボロボロ。が、これは逆に「絶好の買い場」である可能性があります。

売上高・EPS成長率に関しては文句なしの優良銘柄ですからね。

特に EPS成長率はコンスタントに前年同期比50%増を叩き出してるとなれば、ヘタな老舗株よりも騰がる可能性は高いと見ています。

 

とまぁ、今回はFANG銘柄を絶賛したわけですが、別に買い煽りをしてるわけではありません。

現在の不安定な相場環境下では何やっても上手くいかない可能性のほうが高く、買い増しや新規投資は慎重に進めるほうがいいでしょう。

 

ちなみに、「高PER銘柄は暴落局面に弱くいずれハンパなく暴落するだろう」と世間では警戒されてますが、そもそも『PER』という指標自体がまがい物なので、こうした論を真に受けてはいけません。

騰がるものは騰がり続けます。

いくらPERが高くとも「EPS」が成長すれば割高ではなくなるんですよ。計算式よく見ろと。

「低PERだから投資妙味がある」なんてのも浅はかですね。割安に放置されてるのは、EPS成長が期待されてないだけであり、そもそもそれで儲けた人を僕は見たことがない。

PERってのはその程度の指標でしかないわけです。どうせ気にするならEPSを気にしましょう。

 

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プロフィール

 

 

管理人の伴です。
 

 

公務員でありながら公務員が嫌いな完全社会不適合者。

 

ワーキングプア脱出のため、アレコレ考え実践しています。守備範囲は主に株式投資・経済・社畜論。

 

若干貧しく育ったためか貧困問題にはやたらと敏感。コンプレックスの裏返しか。

 
雑学王を自称してます。
 

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アップル製品、マクドナルド、ドリップコーヒー、クレジットカード、自慢の腕時計、自慢の革靴。

 

【嫌いなもの】
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