
今年もハロウィンが終わった。
相変わらず渋谷は大盛況だったようだ。
私の住んでる関西でも、USJや大阪のミナミとかじゃ盛り上がってたみたい。行かんから詳しくはわからんけど。
今回は、毎年ハロウィンで大フィーバーしてる人たちについて、ちょいと考えてみた。
関係ない日本で、ハロウィンがここまで流行った理由
ハロウィンなんつーもんが、ここまで日本社会に定着したのは、ここ最近のことだ。10年前は、ハロウィンなんて遠いアメリカのお祭りだったはず。
たった数年で、ここまで日本社会に定着したのは正直凄いことだと思う。今じゃバレンタインを上回るほどの経済効果があるんだそうな。しかも、年々勢いを増してるような気がするのは、私だけじゃないはず。
驚くと同時に何故?と思ってる方も多いだろう。
まぁハロウィンも、クリスマスやバレンタインと同じだ。
商業効果を狙った仕掛け人どもが、マスゴミの力を借りて無理矢理流行らせた。そして、狙いどおり、ものの見事に定着した。ただそれだけだ。
その仕掛け人ってのが、テーマパークをはじめとする各種企業や広告業界ってわけ。この大盛況ぶりを見る限り、彼らの仕掛けは大成功したと言えるだろう。笑いが止まらんはずだ。
煽られる連中がいる限り、ハロウィンは無くならない
ところが、このハロウィンイベント、日本じゃ相当ウザがられてるみたいだ。
ググればわかるけど、ネット上では批判記事のオンパレード。Twitterでもボロクソつぶやかれてる。ヤフー知恵袋でもクソミソに書かれてる。
みなさんのハロウィン嫌いな気持ちはよくわかる。
私だって、ハロウィンうざい派だからね。
安い煽りに踊らされてる連中を見るとイライラするんだよな。
コスプレしてイキがってる連中見るとイライラするよな。
外人に写メ撮られてるとこなんか見ると、我がごとのように恥ずかしくなるよな。
その気持ち、よくわかる。街でフリーザの格好で堂々と歩く奴とか、正直、痛すぎて正視できない。
だいたい、他国の文化を、意義もロクに知らずに乱痴気騒ぎのイベントにするなんて下品極まりない。民度を疑われても仕方ないよね。
ここで、一つ、ハッキリさせておこう。
見苦しいからハロウィンなくせ、と、いくらネット上で声を上げたところで全く意味がない。そんなことしたって、大フィーバーしてる連中を正気にもどすことはできない。
だって、ハロウィン参加者は情弱だから。彼らは、そもそもスマホでハロウィン批判まで辿り着くことはない。客観的に見て自分らがどうなの?なんてググることはないんだから。せいぜい本日の集合場所確認するくらいか。
なんでもググって、良し悪しを判断できるアンタラとは違うんだ。まずここをわかって欲しい。それが彼らを理解する第一歩だ。まぁ理解はできても、わかり合えないと思うが。
それに、企業がこんなおいしいイベントを止めるわけがないんだよ。なんせ、ハロウィングッズってだけで、バカ売れするんだからね。
「対外的に見苦しい」「ジャパンの恥文化」などと言われようが、「ハイそーですか」と引き下がるわけがない。むしろ、今後もっと流行らそうとしてるはずだ。私が経営者ならそうする。
ハロウィンがなくなりそうもない理由がもう一つ

ハロウィンは堂々とコスプレできる行事。実は、ここがミソなんだ。
堂々とコスプレできるってことは、コスプレの欲求を遠慮なく解放できる、ってことでもある。コスプレ好きの人からすれば、年に一度しかない貴重すぎる行事ってわけだ。
見てて思うんだが、ハロウィン参加者って、ハロウィン以前にコスプレこそが第一目的なんじゃないのか?
参加者の中には、オッさん、オバはんもよく見かける。オッさん、オバはんからすれば、コスプレが趣味だなんて家族や友人には口が裂けても言えない。カミングアウトすれば、家庭崩壊してしまうかもしれない。
ところが、ハロウィンという名目があれば、存分にコスプレできる。許されるんだ。その上、コスプレして街中を堂々と歩けるわけだ。
これは、コスプレ好きのオッさんオバはんからすれば、たまらんはず。誰にも言えず、日頃抑圧してる欲求を全開できるんだからね。
こういった少なからざるコスプレマニアに支持されてる以上、日本のハロウィンが無くなることはなさそうだ。