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同和地区のど真ん中で7年暮らす僕が、部落地区の現実を伝えたい。

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間取り:3LDK
専有面積:60㎡
築年数:20年
最寄駅まで:徒歩3分
周辺施設:スーパー・コンビニ・病院有り
家賃:48,000円
駐車場:7,000円

 

僕が現在住んでいるマンションのスペックです。安すぎると感じた方は多いのではないしょうか?

田舎ではありますがド田舎ではありません。車が必要ですが、周辺の施設は充実してて生活に不便さは感じない。都市部へのアクセスにしても電車で30分と申し分なく、典型的な都市部郊外のベッドタウンの様相を呈している。

にもかかわらず、家賃・駐車場合わせて55,000円。

破格の安さであります。大阪市や京都市近郊(僕は関西在住なので)を見渡しても、同様の立地条件でこの値段で住める物件はまずありません。大阪では軽く8万は超えてきますからね。東京であれば、10万は軽く超えるのでしょう。

その家賃相場に惹かれてか、大阪はじめ他都道府県からの移住者は多いです。役場の職員いわく、転入者については毎年一定数途切れることはないそうです。

現に僕が住むマンションにしても、空室率は常に10%以下と、全国平均18.8%を大幅に下回っている。

にもかかわらず、ネット上では不人気地区扱いのままであり、家賃相場も上がる兆しはありません。それは、

 

同和地区のど真ん中だから

 

部落地区だなんて知らなかった

現在の場所に越してきたのは7年前。越してきた理由は先述のとおり、安い家賃につられたからです。僕のような安月給の公務員投資家にとっては、固定費の削減は生活の最優先事項ですからね。

初めて物件を紹介された時は目を疑いました。この立地条件で、たった48,000円なのかと。

調べたところ、事故物件でもありませんでした。築年数は20年と古いが、オーナーがこまめにメンテナンスしてるため建物は劣化せず、清潔度は高く保たれています。住民の方はみな普通です。ヤクザなんていない。しかも美味いカフェまで入っている。

 

家賃安いのは被差別部落地域だから。そう気づいたのは住み始めて半年後のことです。

きっかけは、子供の保育絡みで知り合った隣の地区のオッさんに言われたこと。

「お前の住む地域は昔からろくでなしが多い。地元民はまず寄り付くことはない。」

 

なんだ??その意味深発言は。

 

オッさんは軽く言ったつもりだったのでしょうが、僕には妙に引っかかった。

最初は意味がわかりませんでした。僕の見る限りじゃ、隣近所の方々はマンション住人含め極めて普通な人ばかりだ。ろくでなしどころか、みんな親切で礼儀正しいではないか。

オッさんにそう伝えたところ、「そういうことじゃない。」と言われました。「お前の住む地区自体が問題なんだ」と。

 

安い理由は同和地区のど真ん中だから

「そうか、オレは同和地区内のど真ん中に住んでるのか。」

新鮮な驚きでした。なんせ僕の生まれ育った町には差別がなく、僕自身差別なんてどこか遠いところの出来事のように考えてたから。

差別は現実にあるということを知りました。実際、部落と呼ばれる地域のど真ん中にオレは今住んでる。

カルチャーショックと同時に、「そういうことだったのか」との妙な納得感がありました。どうりで家賃が安いわけだと。知ってる人は避ける、いわば不人気地区。

その後もオッさんと話す機会は多く、部落差別についてとことん語り合ってきたわけですが、当時の僕にはオッさんの話す内容全てが衝撃的でした。部落差別は今も現実に根強く残っており、その差別は家賃相場にまでもあらわれていることにも。

なにより、「オッさん」という超差別主義者が現実に目の前にいるということに。

 

ちょっと調べてみた

以来、僕は調べました。もともと好奇心旺盛で、一度気になったことは突き詰めずにいられない性分のため、いろんな文献を読み漁り歴史をほじくり返しながら、部落差別に関する知識を体系的に身につけていったのです。まるで豚がエサを食うが如く、部落についての知識を貪欲にかき集め続けた。

ちなみに、部落の起源に関する書籍でもっともディープだったのはこれ⤵︎

 

部落問題に関心のある方には一読の価値ありです。Kindleunlimited(キンドルアンリミテッド)に登録すれば無料で読めます。

 

いろいろ調べた結果、確かに僕の住む地区は典型的な同和地区でした。なぜタブー視されるのか?知識をつけるごとに、その理由もなんとなく分かるようになりました。

部落差別のそもそもの原因は、元をたどれば藤原王朝時代に生まれたもののようです。勝者側が敗者側を限定された地区に押し込め虐げてきた歴史。これが同和地区の起源なのです。

その後も江戸時代の穢多非人という差別的風習や、近代以降の被差別部落者の利権なども加わることで、差別問題は一気に「歪(いびつ)」になります。学校の教科書が表の日本史だとすれば、部落差別こそ裏の日本史であるといえるでしょう。部落差別は特に関西において根強く残っているのですが、それは関西の歴史がいかに深いかの証左でもあるのです。

 

歴史を紐解きながら部落差別の本質を知ったことで、一つ気づいたことがあります。

ほとんどの人は「ノリ」だけで差別するということ。理由はわりとどうでもいい。さらに残念なことに、むしろ差別しなきゃ気が済まない人間も一定数いる、ということ。

因果応報という言葉があるとおり、被差別部落地区にも差別されるに至った原因があるんですよ。その原因を知ろうとせず、周りが差別するというだけで何の疑問も抱くことなく、自分も差別する側に回っていく。

 

勝手なイメージが一人歩きしている

ここで、僕の住む町についてのネット上での書き込みを紹介しておきましょう。

〇〇町の保育園にはその地域の人しか来なくて、何か園児同士のトラブルが起こると村人が集団で相手方の園児の家に押しかける。とにかく民度が低くて親が刺青は当たり前。顔に刺青とかまでいる。ここはとにかく危険。

非常に危険な地域です。この地域の小学校では小学校低学年から酒やタバコ、場合によってはシンナーやドラッグを使用する子もいます。本当にこの世の果てみたいな場所でした。私は小学校はこの地域の学校に通い、中学受験して私立中学に進学したのですが 本当に同じ人間かと思えるほどこの地域は酷かったです。幼稚園児で刺青してる子さえ2人いましたからね、、、差別はいけませんが、社会で生活する以上は区別は必要です。同和だからとかは一切関係ないです。どう考えてもここの民度は病的で異常です。

 

昔は知らんけど、現在この町の同和地区のど真ん中に住み、子供を町立保育園に預けてる身から言わせていただくと、そのような事実は聞いたことがありません。

もちろん、町民全てが善人だとまでは言いません。僕が知らないだけで、中には上記のような方もいることでしょう。

でも、たとえ高級住宅街であったとしても必ず変な奴はいるように、どんな地区でもロクでもない奴はいるものです。現に僕が以前住んでた地域は部落ではなかったけど、この町なんて比較にならないほど荒廃してた。

都市部へのアクセスも良く適度に自然も豊富で、子育て環境には申し分ない。小学・中学ともに学区の学習レベルは低いのが難点ですが。

 

その後オッさんからは「そこで育った者しか理解できない。」「少し勉強したからって差別を安易に語るな。」と言われましたが、そもそもね、これほど人が活発に行き来する現代で、特定の地区に住んでるという理由だけで差別するのは時代遅れとしか思えません。

郊外の新興住宅地の住所なんて良い例ですよ。

新興住宅地には綺麗な地名がよくつけらていますが、元を辿れば差別をイメージさせるような不気味な地名であることが多いです。それでは人を呼び込むには具合が悪いということで、市や町が、おしゃれな地名に変えてるだけなのであります。

そうして、昔のことを知らない若いファミリー層がどんどん増えていく。その一方で、過去のイメージを引きずる古い人達はどんどん消えていく。

差別の対象が人なのであれば、人が入れ替わることで差別の前提は崩れなければならないはずです。

 

固定費安くて最高としか思えない

同和地区のど真ん中に7年住む僕としては、家賃が安くて最高。それ以外の感想が驚くほどありません。

気になるのはマイルドヤンキー率が高いくらいですが、彼らは基本リア充なだけで他人に迷惑をかけることはないし、反社会的でもありません。それどころか熱心に消防団員として活動してくれるし、秋の祭りでは盛り上げてくれる。一日中バランスシート眺める僕などより、よほど地域に貢献してるといえましょう。

なんども言いますが、とにかく立地条件は素晴らしいのです。自然と閑静な住宅街が融合しており、子育てにも最適な土地であると。僕は感じています。

 

部落問題についての関連記事はこちら⤵︎

被差別部落とは何か?その起源は歴史に隠されている。

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プロフィール

 

 

管理人の伴です。
 

 

公務員でありながら公務員が大嫌いな完全社会不適合者。

 

 

ワーキングプア脱出のため、アレコレ考え実践しています。守備範囲は主に株式投資。

 

 

若干貧しく育ったためか貧困問題にはやたらと敏感。コンプレックスの裏返しか。

 

 

【好きなもの】
MacBook、マクドナルド、コーヒー、クレジットカード、自慢の腕時計、自慢のリーガルシューズ。

 

 

【嫌いなもの】
公務員、社畜系クソ上司、とりあえず職場の人間関係全部。

 

 

 

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