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頭を良くするには「ファスト思考」を減らし「スロー思考」を増やせ

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「頭の良い人の10の共通点」だとか「頭の悪い人の20の特徴」などなど、人を分類するお節介記事が多いのですが、

「頭が悪いかどうか?」などを、わざわざ論理的に説明されたがる人はいないわけで、この手の記事の読者層ってのは、頭が良い(と思い込んでる)クラスタに限られるのではないかと。

特徴をあげつらって人を分類するのはエンタメとしては面白いのかもしれませんが、それが正しいか?というと、違うんじゃないかと僕は考える。

たかが10や20の「共通点」とやらで良し悪しを語れるほど、人の頭脳は単純ではありません。

が、残念ながら、人の頭脳には優劣があるわけで、その良し悪しを測るに何を見ればいいのか?というと、最もわかりやすいのが、

「ファスト思考」か?

それとも「スロー思考」か?

で、頭脳の優劣はだいたいわかります。

 

「10の特徴」などの分類記事

至極ごもっともなことも書かれてはいますが、的外れなことも書かれてますね。

統計に基づいた内容ならまだしも、個人レベルの発信であれば、それは基本的に著者の主観であると考えてください。

オピニオンであれば好き勝手に書いてもいいですが、人を分類するような内容であれば、そこには正確性が求められるはずです。

ただのポジショントークをさも真理であるかのごとく語るのは、分類記事としてはよくない。

 

「暗記力が低い=頭が悪い」は本当か?

頭が悪い特徴としてよく取り上げられるのが「暗記力が低い」ですが、必ずしもそうとはいえません。

暗記力が重要なのはわかります。が、それだけで頭の良し悪しを決めつけるのは無茶です。「何事もまんべんなく覚えられる=賢い」のなら、お勉強さえできれば賢いになってしまうじゃないですか。

現実にはそうではありませんよね。

記憶しないというのも脳の立派な使い方です。賢い人の中には、不必要な情報は記憶から完全に消去するタイプがいます。

彼らは「覚えられない」のではなく「覚えない」。「情報の取捨選択」が極まってるからか、(要らんな)と判断すればハナから記憶の引き出しに入れない。

このタイプには僕はこれまで2人遭遇しており、一人は職場の同僚。もう一人は起業家さんです。

共通していえるのは、仕事面においては頭脳明晰だけど、それ以外は非常識。重要な人物(自分にとって)でない限り、顔と名前を覚えない。業務は辞書のように記憶するくせに、ペーパー試験は並以下。

彼らは「覚えられない」のではなく「覚える気がない」だけなのです。

 

頭が良いかどうかは「ファスト思考」か「スロー思考」かで判別できる

前置きが長くなりました。

人の知能レベルは、「ファスト思考」「スロー思考」かで大体わかります。

 

ファスト思考

読んで字のごとく素早い思考のことです。

本能のおもむくままに判断し、尚且つ、自分の理解の及ばないことは即座にシャットアウトする。これが「ファスト思考」です。

ファスト思考者は知能が低い

たとえば、業務の効率化への発案に対し「ふざけるな。今までどおりやれ。」で一蹴するクソ上司。彼らなどは「ファスト思考」のわかりやすいサンプルですね。

最近あまり見かけなくなりましたが、「中国が第1・第2列島線を引いた」→「人民解放軍が沖縄と九州に侵攻してくる」などと騒ぐ連中。彼らの思考回路こそ、典型的な「ファスト思考」です。

ほかにも「TPP締結→日本の農家が死滅」とか「憲法改正→アベが侵略戦争を目論んでいる」とか、ファストな例はたくさんあります。

アメリカであれば、愛国心を鼓舞する際に「リメンバー・パールハーバー!」とか「リメンバー・アラモ!」がよく使われますが、これに見事につられる人々はみなファスト思考者です。

「ハイル・ヒトラー」なんてまさにそう。ヒトラーは散々ゲルマン民族の優位性を説いてたけれども、洗脳され盲従するドイツ人を大量に生み出すことで、皮肉にも(当時の)ドイツ人は優位どころかむしろアホだということを証明してしまいました。

「大衆は愚かである」と過去の賢人達が口を揃えて言ってるのは、大衆というのは基本的にファスト思考でしかモノを考えない、ということを指しているです。

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スロー思考

スローといっても優柔不断で鈍臭いとかではありません。

状況を情報と照らし合わせながら頭の中で咀嚼し吟味する。これが「スロー思考」です。

スロー思考者は頭が良い

先ほどの中国脅威論にしても、「スロー思考」の持ち主であれば「日本侵略」などとは安易に考えません。きちんと歴史を見れば、中国は侵略国家ではなく「冊封体制」を敷く国だということがわかります。

中国人は自らを世界の中心とみなしており、周辺諸国は自分たちよりも劣っているとの思い込みがあります。この「中華思想」は、中国人を理解する上で非常に大事なポイントです。

他国を侵略し植民地にするのは、我々からすれば「帝国主義」として普通に認識できるけど、

中国からすれば、他国を自国に取り込む=劣った国を自国と同等にまで引き上げる、ということになります。プライドの高い中国人からすれば、んなことは絶対に認められない。

じゃあ周辺諸国に影響力を及ぼすにはどうするかというと、侵略しない代わりに朝貢させ従わせる。これが「冊封(さくほう)」です。

中国の歴史をみても、周辺諸国とのいざこざは多数あれど、相手国に攻め込み併呑したという記述はほぼありません。あるとすれば自国内の縄張り争いだけ。他国を侵略してるのは、むしろ日本側だよねと。

歴史を参考にするのであれば、中国が日本を侵略するなんてのは考えにくいわけです。まぁそれ以前に、不良債権まみれの日本を盗るメリットがどこにあるんだという話でもありますが。

中国に関しては、とにかく「スロー思考」の持ち主であればここまで考えますよっていう一例です。間違っても、脊髄反射のごとく「日本侵略」などと安易に結論づけたりしないっていう。

TPPにしろ憲法改正や特定秘密保護法にしても、どこぞのバカども同様にわめいたりしない。世界状勢や政府側の意図などをしっかり見据えた上で、日本側にとってのメリット・デメリットをしっかり精査します。

 

多数派のバカと少数派の賢者の差とは

結論としては、

頭が良い人=スロー思考

頭が悪い人=ファスト思考

ということになりますが、別にファスト思考を否定してるわけではありません。

人間の頭脳というのは、基本的にファスト思考の塊だからです。ファスト思考とは、全く頭を使う必要のなかった石器時代からの遺産なのです。この遺産がDNAレベルで染み付いてる。

そもそも生きるということは膨大な量の判断の連続なのであります。それらをいちいちスロー思考でやってては時間が足らないし身がもたないわけで、ほとんどの判断はファスト思考に委ねざるを得ません。

とはいえ物事の本質を見抜くとなれば、ファスト思考は役に立ちません。そこはスロー思考が絶対に必要となります。

結局、頭が良いか悪いかの差ってのは、「スロー思考の割合が多いか少ないか」言い換えれば「スロー思考とファスト思考をいかに使い分けられるか」なのであります。

本記事の参考文献はこちら⤵︎  クソ面白いので一読することをお勧めします。

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