逆に教えてほしい。朝礼が必要である理由を。
職員の団結力をはかるためとか、あやふやな精神論はいりません。朝礼がなくてはならない合理的な理由を語ってください。
おそらく誰一人として明快に答えられないのではないでしょうか。
今回は、朝礼大嫌いの僕が朝礼を消すべき合理的な理由を述べます。
Contents
まずは僕の職場の朝礼をさらす
僕の職場には朝礼がありまして、毎朝就業前に基本的に約15分間かけて行われることになってます。基本的にというのは最低でも15分間という意味です。ほとんどの場合延長しますね。長い場合は40分にも及びます。
朝礼ごときが何故ここまで長いのか、驚く方も多いでしょう。わかりやすくするため、何が起こっているかを時系列的に書き出してみました。
1.屋外において準備体操
まず、ただのラジオ体操から始まります。
2.本番の体操
次にやたら長い独自の体操が始まる。約15分間をもって2つの体操がまず最初に行われるというわけですが、この時点で意味不明。体操がなぜ2回もあるんやと。論理的解説は無理です。
3.朝の挨拶
体操が終わると整列します。ここで、一番偉い人が登場。そいつに対し元気な声で「おはようございます」
4.朝のスピーチ
そこからようやく、えらい人のスピーチが始まるわけですが、このスピーチがなかなかに濃くてですね。「情報共有」という名の、前日ミスを犯した職員の徹底的な吊るし上げなんですよ。憂さ晴らしとか嫌がらせとかの類でしょうか。少なくともスピーチではありません。
ディスられた人は、ややうつむきながら反省の意を述べさせられます。他の人はそのやりとりを「神の信託」の如くしかと胸に受け止める。なんとも不健全な光景が毎朝毎朝繰り広げられるんです。
5.もう一度挨拶し、ひとまず解散
6. 今度は各セクションの長の小言開始
はい、ここまで30分。
朝礼がいらない理由5つ
小学生のイジメのようなヤリトリが行われてるわけですが、もうね、見るに耐えないし聞くに耐えないんですよ。一体なんのカルト教団やと。以前研修に来てた外国人がドン引きしてたんですが、当然ですわ。クールジャパン云々する前に朝礼を消せと言いたい。恥ずかしいから。
朝礼だけは撲滅しなければならぬ、という怒りがふつふつと湧きあがります。
朝礼出るくらいなら、DMM見ながら右手動かしてるほうがマシ。
— 伴 (@patoriot82) 2017年2月18日
朝礼ほど無意味なものはないでしょ。しょーもない精神論ばかりが横行する、あの毎朝の15分間が苦痛でたまらない。アナザーディメンションですかと。
— 伴 (@patoriot82) 2017年2月18日
ここからは朝礼を全否定していきます。有害である理由を5つばかり挙げましょう。
朝から体操する意味はない
絶対ありません。健康に良いと? そもそも職場は仕事する場であり、健康が気遣われる場ではありません。健康管理は個人に任せるべきでしょう。
だいたい健康を目的とするなら、太極拳やヨガをガチでやれってハナシですよ。ここまでやるなら健康増進の理由としては成り立ちますし。とにかく、ラジオ体操ごときには意味もクソもありません。時間の無駄です。
チームワーク語る前に朝礼やめろ
試しに聞いてみればいい。朝礼やりたいなんて人は99.999%いないだろう。小学生ですら朝礼嫌がってるんですよ?子供から大人までウザいと感じる、ってことは、自然に逆らった行為だということです。我慢大会かと。
そして、チームワークと朝礼は全くリンクしません。能動的に働く人にとっては、朝礼などヤル気を削がれるものでしかないのです。人が最もやる気をなくす時って、「やらされてる」と感じる時ですからね。チームワークを醸成したいならば、無意味な朝礼なとで士気を下げるべきではありません。
しかも、朝礼に時間をかけるほどに帰る時間が遅くなるわけです。不思議なことに、朝礼って時間外勤務のくせに残業代出ないんですよね。ますますやる意味ないですよね。
そこのミドル、ちゃんと聞いてる?
伝達の場が朝礼である必要性はない
伝達事項の中には重要度の高いものもあるでしょう。だとしても、わざわざ朝礼やらなきゃならない合理的理由にはなりません。
業務連絡なら仕事しながらでも十分伝えられるはずです。社内メールとかで十分でしょ。この際、紙でもええわ。とりあえず、真夏の炎天下や真冬の寒い時期に、朝っぱらから人を整列させんなやと。朝から士気下げるなと。仕事振っといて朝から妨害するとはどういう了見か。
伝達事項や業務連絡にしても、どーでもいいものばかりなんですけどね。聞くに耐えないスピーチとか論外。
惰性で行われてる
最もダメな理由がこれですね。
実はみんなわかってるんですよ。朝礼意味ないって。それでも一向にやめないのは、
「今までそうやってきたから。」
「これまで続いてきた文化。オレの代で途絶えさせるわけにはいかんと思う。」
などという、わけのわからない言い分。
これを、バカといいます。
要するに勇気がないんですよ。無意味とわかってても、やめる勇気がない。このような救い難いメンタルは会社員や公務員に特徴的なものですが、僕からすれば頭のネジが飛んでるとしか思えません。
僕は空気読まないので、朝礼やめましょと上役に何度も懇願してるんですけど、全て黙殺されてます。これって、退職を決意するに十分な理由じゃないですか?
頼むから理念の唱和だけはやめてくれ
そこまで朝礼にこだわるなら好きにすれば良い。そこは1000歩譲ろう。ただ、わけのわからん理念の唱和だけは勘弁してほしい。
この理念の唱和を賛美する輩はいまだに多くて、その言い分というのが、
若手社員が時代錯誤とも捉えた社訓唱和などについては「職場で気を清め、会社・組織の理念や社訓、自分たちの使命を確認する意味でも、社訓の唱和や神棚に礼をすることは重要な儀式です」とその意義を強調する。
さらに「仕事は我慢をしてお給料をもらうところではなく、会社の社是や理念という大きな枠組みの中、個人個人が輝きながら人のお役に立つという使命を果たす場なのです」と訴える。真剣に仕事に向き合うためにも必要な儀式だったのだ。
これを、ブラックといいます。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
朝礼が煩わしいと感じてるのは僕だけではないはずです。頭のおかしいミドル以外は、ほほ全て同意見ではなかろうか。
朝礼撲滅論が拡散されることで、朝礼が消え去る会社が1つでも消えれば幸いです。