引き続き、頭が良い人の特徴 6〜8を挙げてみよう。今回で3話目、最終回だ。
初回・前回⤴︎と、まだ読んでいない方は一読あれ。
頭の良い人の特徴6|検証せずにはいられない
アイデアを出すのは、実はそれほど難しいものではない。
頭の使い方を変えれば意外といけたりする。
その「やり方」なるものも世の中にはあって、アイデアを出す程度であれば、訓練次第で幾らでも捻り出せるようになる。
難しいのは、その「実行」と「検証作業」だ。
この人類社会において、一個人のぶち上げたアイデアが最初から上手くいくことなどまず無くて、それが革新的なものであればあるほど、試す先には様々な困難が転がっている。
当初の実行の段階であれば、思い切りの良さがあればいけるが、その後すぐに、
・人が動かない
・労力が追いつかない
・予想以上に費用対効果が悪い
といった、思い切りの良さだけでは乗り越えられない壁が現れる。
この壁の前にほとんどの人は試みをやめてしまうが、一部の頭の良い人間は、その失敗を含めて検証に検証を重ねていく。
「検証マニア」みたいな連中が世の中にはいており、信じられないくらいの粘り強さで、アイデアにアイデアを重ねて、夢を徐々に具現化していく。
すべての試みは「検証こそがキモ」であることがわかっているのである。
頭の良い人の特徴7|寡黙で口数少ない
社交的で口のうまい人は魅力的だが、口数少なく「根暗代表」みたいなタイプも、捨てたもんではないと思う。
寡黙であることは、頭の良さの裏返しであることも多いからだ。
もちろん、頭が回るが故に舌もよく回る人もいるが、寡黙なタイプは基本、会話中に思考を巡らせているからこそ、寡黙である場合が多い。
テキトーに無駄口叩いて合わせようにも、喋る気が失せるわけだ。
普通の人のたわいもない会話に気後れしがちだが、彼らは単に「何も考えてない」から「盛り上がれる」ということは、覚えておくべきだろう。
個人的には、面白くもない・くだらない会話をするくらいなら、貝のように口を閉じる方がマシだと思っている。
ただ、寡黙である以上、イケメンでない限り女にモテないデメリットはあるが、それはまぁ仕方がない。
頭の良い人の特徴8|ジョークが秀逸
寡黙とは相反する話になるが、ジョークを好み・ジョークの上手い人は大概頭が良い。
ここでいうジョークとは、世間話に毛が生えた程度の無難な冗談ではなく、ルール違反スレスレの際どいブラックジョークであり、どぎつい下ネタのことだ。
ブラックジョークは建前関係なしに物事の本質をズバリ突くものが多く、こうしたジョークを思いつくのは、頭の良い人に限られる。表面思考・従順思考の普通頭では、とても思いつくものではない。
相手を爆笑させられるのは、その相手よりも自分のほうが知能が高いからである。相手のジョークに爆笑したなら、それは相手の方が一枚上手だからだ。
スリリングな会話で人を笑わせ、自らも楽しむのは、頭の良い人のわかりやすい特徴である。
頭の良い人の特徴9|完璧と杜撰が入り混じっている
人の能力・与えられた時間には限界がある。
生きていれば無数のことに取り組む必要が出てくるが、その全てを完璧に遂行できる人など、神以外にいない。
大半の人は、あらゆることを40点くらいで妥協して生きているものである。
中には、何でもそこそここなせる優秀なタイプがいるが、それは大概「器用貧乏」で終わっている場合が多く、彼らの多くは半端に優秀であるが故、逆にそこから突き抜けられない葛藤を抱いている。
繰り返すが、人に与えられた能力・与えられた時間には限界があり、全てを完璧にこなすことはできない。
だからこそ、頭の良い人は「選択と集中」にこだわる。
好きなこと・関心の向くことには、異常ともえいるほどの集中力で望み、アーティストレベルのパフォーマンスを叩き出すが、それ以外のことはダメダメ。
「強み」と「弱み」が他人の目からも非常にわかりやすい。極端であることは、頭の良い人のもつ特徴である。
ただし、いくら頭が良いとはいえ、この手のタイプは周囲の理解は得られないのは、覚悟しておこう。
まとめ
以上、初回・前回・今回と3部にわたって、頭の良い人の特徴を書き出してみた。
確かに「暗記力が高い」とか「勉強ができる」のも、頭が優れていることの一つの証明にはなろうが、こうした要素は頭の良さというより「作業力」の証明の意味合いのほうが強い。
人の地頭の良さを測るには、上記の特徴から見てみることを勧める。