先日はじめて販売士2級を受けました。無事合格しました。
販売士2級とは商工会議所の検定試験で、これで何が得られるかというと、小売業に必要とされる広範で基礎的な知識。
店舗運営からマーケティング、人事管理、経営管理まで広く浅くを習得することができます。
直接的に稼ぎに繋がる類の資格ではありませんが、店長職の方やスーパーバイザーにとっては、あって損はない資格でしょう。
昇任への条件とする企業もあるので、取っておけば就活にも活かせると思います。
僕の場合は、経営コンサルティング会社に入るにあたり取得が必須だったので取ったまでのこと。
販売士の資格は3級から1級までありますが、今回は2級をターゲットに合格の仕方を述べてみたいと思います。
販売士2級の合格までの勉強量と時間
はっきり言いますが、販売士2級試験は難しいものではありません。
どの回も合格率が50%を超えているように、努力が報われやすい資格試験です。
しっかり勉強すれば、落ちることはまずないでしょう。同じ2級でも、簿記2級に比べれば難易度は格段に下ですね。
僕は勉強期間を2ヶ月と定めました。勉強時間は1日1〜2時間。これで合格水準に達すると思ったし、現に合格しました。
ググると「最短1週間で合格!」とかうさんくさい情報山盛り出てきますが、いくら難易度低めとはいえ1週間は言い過ぎ。
よほどの暇人は別として、日々仕事に追われる僕らとしては、2ヶ月かけて毎日コツコツやるのが現実的だと思います。
1日1時間ないし2時間しっかり勉強する。それを2ヶ月間継続する。
これが、2級販売士合格に向けての王道です。
販売士2級合格はテキスト読んで過去問ひたすら解く
小中高大と真面目に勉強してきた方であれば、僕が云々することはありません。好きに勉強してください。受かりますから。
勉強の仕方がわからない方は、僕流ではありますが、以下のやり方を参考に。王道ですが極めて効果的です。
使用するテキストはこちらで⤵︎
過去問はこれ⤵︎
この2冊以外必要ありません。ユーキャンで通信学習とか要りません。
次に勉強方法を解説していきます。至極単純です。
1.章ごとに区切る
まずは範囲を区切りましょう。
販売士試験は5章に分かれており、各章の内容はそれぞれ独立しています。
独立してるから区切りやすいですし、ボリューム的にも1章ごととなれば大したことなく、取り組みへの心理的ハードルは低いです。
まずは1章をざっと読みましょう。
ここでクソマジメに暗記する必要は全くありません。赤の下敷き要りませんから。
どんな内容か、雰囲気がわかればそれでいい。流しでいいので、ざっと読んでみてください。
1章を流し読み。ここまで長くて2日。
2.過去問を解く
流し読んだ後は、過去問に取り組みます。
解けなくて全然OK。解けなくて当たり前です。1度の流し読みで解けるような人はここに来ない。
過去問は解けないよりも、解けない後どうするかが重要です。
正解のある箇所をテキストで調べましょう。
販売士2級のテキストは5章構成で、各章ごとに約20項目くらいに細分化されています。
解けない箇所があれば、項目そのもの(1項目2〜3ページ)を熟読してください。
解ける箇所も解けない箇所も、改めてテキストで確認する。その項目は全て熟読する。
これは結構時間かかって、最初であれば、解ける問題は2時間で3問(1問あたり設問は5つ)くらいですかね。
各章ごとに7問。ここまで2日で終わらせましょう。終われば次の章へ。
基本的にはこの繰り返しです。
販売士2級は過去問集1冊を2サイクルやれば合格できる
この調子で、5章全ての確認作業が終わるまで大体3週間。
その後は別の過去問にひたすら挑んでください。
解ける箇所も解けない箇所もテキストで確認。都度、項目を熟読すること。
僕は7回分の過去問、5章×7問=35問全てを上記の手順で取り組み、所用日数は大体3週間でしたね。
残り3週間を使い、過去問の2サイクル目に突入してください。
2サイクル終わる頃には、合格基準には余裕で達してるはずです。
てな具合に、勉強の仕方を事細かくのべてきました。
これはあくまでも僕のやり方で、とりあえず1日1時間ないし2時間の勉強を2ヶ月継続すれば、販売士2級には合格できます。

ポイントは、たとえ短時間の勉強でも毎日続けること。