こんにちわ、伴です。
どうせ文章書くなら、多くの人から読まれる文章を書きたいですよね。今回は、読まれる文章とはどう書けばいいのかを調べてみましたの、ここでシェアさせていただきます。
書く技術とはなかなかに奥の深い分野で、とても考えさせられるものがあります。
Contents
わかりやすすぎる書き方はウケるのか
文章下手くそでポエムっぽいブログをいくつか読んでるのだが、あるブロガーさんが気になることを書いていた。
そのブロガーさんは、文章自体は一見下手くそで小学校の作文レベルなのだが、それには理由があるという。その方はブロガーのミーティングみたいなのに通ってて、そこで講師から文章はわかりやすく書けと言われたらしい。なるほど、それでか。
確かに小難しい文章はなんかイラつく
人に読んでもらう以上、わかりやすく書くのは正しい。全くもってその通りだ。
一方で、小難しい文章を長ったらしく書き連ねる文章もある。頭の良さをアピールしてるのだろうか。それでわかりやすければいいけど、わかりにくければ正直ウザい。理解できないこっちが頭が悪いような気がしてくるし、不快。
国語のテストでよくある意味不明な文章を読解させられてるような感じか。ブログもそれと同じで、努力してまで読み解きたくなんかない。結果、読まれない。独りよがりな文章はすぐに離脱されて終わりなのだ。
かといって、わかりやすすぎるのも問題
誰が読んでもわかりやすく書くといっても、あまりにも単純すぎる文章にも問題がある。
『たとえ小学生が読んでも伝わるように。』
それを真に受けて、ホントに小学生の作文レベルの文章書くのってどうなん? そりゃ小学生レベルならわかりやすいに決まってるが、本当にそれでいいのだろうか?
たとえば、この文。
題名 おこられた。
わたしは、おばあちゃんに、
「さく文かきなさい!。」といれました。
おばあちゃんは、おこっていました。すわっていました。
いやだったです。そのときわたしは、
「はーい。」とへんじしました。
おばあちゃんがすわっていました。わたしはたっていました。
いくらわかりやすくても、これでは読んでて虚しくなる。こんな書き方のブログは実際にある。ある意味面白いが、読み続けるのはかなりしんどい。2度目は遠慮したくなるはずだ。
わかりやすくて上手い文章の書き方とは
そもそも文章って、レベルを下げなきゃわかりにくいのだろうか?伝わりにくいのか?いや、そんなことはないはずだ。
文学的で洗練された文章でも、わかりやすいものはわかりやすい。論文形式で内容が超専門的であっても不思議とわかりやすく、スイスイ頭に入ってくる文章はある。
じゃあ、わかりやすい文章とわかりにくい文章の違いとは何なんだろうか?? ダメな文章のダメな点を見れば、おのずとわかってくる。
駄文の特徴 1 同じ語尾が続く
上の小学生のダメダメ作文を見ると、語尾がほぼ「〜た。」で終わっている。同じ語尾が続くと、読む側は眠たくなってしまう。
このダメダメ作文、試しに語尾を変えればどうなるか。
題名 おこられた。
わたしは、おばあちゃんに、
「さく文かきなさい!。」といれました。
おばあちゃんは、おこっていたんです。すわりながら。
いやだったなぁ。そのときわたしは、
「はーい。」とへんじはしました。
その時も、おばあちゃんはすわっていたと思います。わたしはたっていましたけど。
内容はおいといて、かなり印象が変わったと思わないだろうか?語尾に変化をつけるだけで、文章に緩急がつくからだ。
飽きさせない文章を書くなら、語尾には注意を払ったほうがいいだろう。
駄文の特徴 2 自分を出しすぎる文章
上の作文は、子供が書いたからまだ許せるものの、もし大の大人が書いたとなれば「だから何?」で終わってしまう。
例えば、辻ちゃんのブログ。 のんピース 辻希美オフィシャルブログ
辻ちゃんの日常生活がこれでもかというくらい綴られているが、これは辻ちゃんだから許されるのだ。
一般人が同様の記事を書いても、誰からも相手にされないだろう。理由は簡単。読む側にとって、タメにならないから。
辻ちゃんは別にいいのである。既にファンがいるから。一度ファンがついてしまえば、どんなブログだろうがファンは読んでくれるものだ。
しかし、ファンもいない一般人が同じ書き方をしてはいけない。読ませようとするならば、読者に対して何らかの価値を与えなければならないのだ。勝負するのはココだココ。
例えば上の作文であれば、作文を書かなくておばあちゃんに怒られたのなら、作文をサクッと書ける方法を提示してみたりすればいい。
座りっぱなしのおばあちゃんは足が悪いだろうから、足が良くなる方法など価値ある方向へ広げてみるのだ。とにかく、何らかのお役立ち情報を書かなきゃいけない。
結論をチラ見せするのは効果的
最後まで読み切らないと言いたいことが伝わらない。そういう書き方もだめだ。無名のあなたが書いた文章に最後まで付き合ってくれるヒマ人はいない。現代人は多忙なのだ。
じゃあ、どうやって最後まで読ませるか。ポイントはチラ見せだ。冒頭部分で主旨をチラ見せする。全部を明かしてはならない。そこだけ読むと読者は離脱してしまうから。言いたいことをチラ見せすることで、読書をグイグイ引き込むことができるのだ。
あるいは、冒頭で主旨をガツンと述べ、あとは結論に至った根拠を提示していく。これならば、読者を飽きさせずに最後まで引っ張ることができる。チラ見せと同様、読書を引き込むことができるだろう。
最後に言いたいこと
自分が読むだけの日記とか備忘録のつもりであれば、どんな書き方でもいいでしょう。でも、多くの人は違うはず。書いたものは作品であり、一人でも多くの人に読んでもらいたいはず。
読んでもらいたいのであれば、相応の戦略を練らなければならないのだ。読ませる技術は絶対に習得しなければならない。