リツイート
リツイートとは、他の人のツイートを”Re=再び”ツイートするというものです。あなたのタイムラインに流れてきたツイートを「リツイートする」と、あなたのフォロワーのタイムラインにそれが流れます。同じように、あなたがフォローしているユーザーが何かをリツイートすれば、あなたのタイムラインにそれが流れてきます。
要はFacebookのいいねやシェアとほぼ同じか。
ツイッターのヘビーユーザーである僕は、他人のツイート見る度、つくづく考えさせられることがあります。外部リンクのリツイート(RT)しかしない人いるけど、アレなんなんでしょうか。彼らに対して僕はとことん否定的であります。
あえて言いましょう。正直ウザい。
今回は少々手厳しいことを述べますが、あなた方のツイートライフの改善に貢献できると信じ、ここに記す次第。
ではいきます。
Contents
正直に言ってみろ。つまらんとわかっててRTしてるだろ?
最初に断っておくけど、リツイートするなと言ってるわけじゃないですよ。リツイート(RT)は僕もよくやります。自分が良いと感じた記事をフォロワーのみなさんにも共有してもらいたいからね。RTしたくなる気持ちはわからんでもないです。ワンクリックで手軽だし。
問題は、ほぼリツイート一色のアカウントだ。良記事の一つでもあれば存在意義はあるのですが、残念ながら、リツイートしたがり君の履歴はくだらない駄文の集合体と化しています。中には良記事もあるのでしょうが、膨大なゴミの中に埋もれるためほとんど気づかれない。
読む気すら失せるクソ記事までをもリツイートしてるパターン、とても多いですね。せめてジャンルに統一性があればわからんではないが、それも無しのごった混ぜ状態。シェアの意味わかってます?
そもそも、RTする当の本人が読んでるのかどうかもあやしいものだ。
ここで疑問に思うはず。彼らはなぜ、ゴミを垂れ流してまでリツイート(RT)するのか?
効率的に拡散し、フォロワー数をも増やすため
返報性の原理
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。
受けた恩は返さねばと思うのが人の常なわけだが、RT軍団が狙ってるのがまさにこの『返報性の原則』なわけです。
つまり、リツイートしまくることで、自分のもリツイートしろと暗黙的に押し付けているわけ。毎度毎度自分のリツイートしてくれれば、こっちもリツイートしてあげなきゃ申し訳ないかな?などと感じるアレ、を狙ってるわけです。この返報性の原理をうまく利用し、己のコンテンツを拡散させよう、というのが彼らの狙いです。
ウザいですよね?はい、僕はウザいです。何のつもりか?と問いたい。
ウザいのですが、彼らのナパーム弾のようなRT攻撃も案外侮れないんですよ。実際にこの手法で、短期間の間にかなりフォロワー数を伸ばしてる方もいる。拡散力という面では、他人の力を利用するという点からも非常に効率的なのかもしれない。
なるほど、それなりに効力があるからこそ、必死こいて日夜リツイートに明け暮れてるわけか。
相互アクセスアップサークル?
世の中にはブロガー同士が集まるサークルというものがあります。別にあるのは結構だが、中には相互アクセスアップなるものがありまして、僕もサイト立ち上げ当初そういった無料サークルに在籍したことがあります。あまりにもタメにならないから1ヶ月で去ったけど、内情は何となく知ってる。
相互アクセスアップとは何かというと、弱小ブロガーや売れないサイト運営者がお互いのサイトに訪問し合い、お互いのアクセス数を上げるお手伝いをしようというもの。その行為に何の意味があるのか僕にはわからない。でも彼らにとってはアクセスアップのための一手段として、仲間同士でお互いの記事をリツイートしまくる、というのが重要な風習のようです。基地外のようにリツイートしまくる方は、この相互アクセスを狙った連中である可能性が高い。
彼らは、それがサイトのパワー化に繋がると考えております。もっとも肝要な記事の質を高めるという点にはあまり関心はないようだ。そういった何千人もの方々が日々お互いをRTし合い、ツイッター上に駄文を垂れ流しているというわけです。
負け犬同士の傷の舐め合いのようで、見てて痛々しい。お互い大して関心もないのに、本心では読みたくもないコンテンツをわざわざRTし合うという、何とも言えぬ不健全性。
RTしたがり君が損する理由
別にいいのである。履歴がリツイートばかりだろうが、相互アクセスアップとやらアクセス数上げるようが。本人の勝手だ。そこまで他人に迷惑をかけてるでもなし、どんなツイートしようが本人の自由と言ってしまえばそれまで。周りはウザいけどね。
何しようが僕は別にいいのだけど、当の本人にとっては長期的にはデメリットが大きいと考えています。
ここからは、RTしたがり君のデメリットを述べるとともに、僕なりの正しいツイートの仕方を書きます。
デメリット1 アカウント停止のリスク
Twitterポリシー
スパム行為を行う目的でTwitterサービスを利用することを禁じます。Twitterでは、スパマーの新しい策略や手口に対処していますが、”スパム行為” とされるものは多様化しています。スパム行為と見なすかどうかの判断では、以下の点が考慮されます。
・特に、自動化されたアプリやツールを使用して、短期間に多数のアカウントのフォローまたはフォロー解除を行った場合 (過剰なフォローまたはフォロワーチャーン)
・フォロワーを増やしたり、自分のプロフィールを注目させたりするなどの目的でフォローおよびフォロー解除を繰り返した場合
・ツイートの更新が主にリンクのみであり、人が行うような更新ではない場合
・多数のユーザーにブロックされている場合
〜以下省略〜
FacebookもTwitter含め、ソーシャルメディアは基本的にユーザーを外部リンクに逃がすことを嫌います。ユーザーには、なるべくSNS上に長く滞在してもらいたい、そう考えている。まぁ当然かと。
Twitte側とて、何もつぶやきもせず外部リンクを貼っただけのリツイートばかりのアカウントとくれば、「なにコイツ?外部に誘導してるだけじゃない。ちょっとやめてよ。」と、スパム認定したくなるというわけです。そこんところは、上記のとおりTwitterのポリシーにもちゃんとうたわれてる。
そもそもツイッターの本来あるべき使い方って、140字以内でつぶやくことだからね。無意味な外部リンクのリツイートは、運が悪ければ、スパム扱いされて普通にアカウント凍結されますよ?
最大のリスクはここかと。
デメリット2 ブランディング化の毀損
外部リンクRTしかないというのは、ブランディングに逆行する行為です。そのようなアカウントは、全く魅力的ではない。魅力がないどころか軽蔑されかねない行為です。
当然だ。クソコンテンツへの誘導しかないアカウントなどに、一体誰が訪問しようというか。フォロワー数は一見多くは見えても、似た者同士の寄せ集めに過ぎないので、いくらRTに熱を入れようがまともに読まれる可能性は低い。完全なる自己満です。
あなたが思ってる以上に、冷ややかな目で見られてますよ?
つぶやきはブランディングへの第一歩
僕であれば、ツイッターもフェイスブックも『伴』というブランディング醸成のために活用しています。リツイートするにしても、腹の底から良いと感じた記事のURLしか載せない。
なによりもつぶやくとこが大切だと考えています。140字以内のつぶやきは、素早く人に訴えかけるには十分なサイズです。つぶやかないのは勿体無い。アカウントもつ以上、つぶやくことが全くないなんて方はいないはず。何でツイッターやってるの?ってハナシですね。意識すれば、誰でも発言に価値を与えることはできるものです。
そして、自己ブランディングを図るのであれば、自分の世界観に合ったつぶやきをしましょう。僕であれば、このサイトの世界観に沿ったつぶやきをすることを心がけています。
その積み重ねこそが、あなたの個性を作り上げ、信用にも繋がるのではないか。
役に立つことをつぶやこう
役に立つことをつぶやきましょう。「腹減った」とか「トイレなう」とか突っ込みに困るつぶやきは控えましょう。してはいけないことはないですが、ブランディングの毀損行為であることを心得といてください。つぶやきには価値を与えましょう。
フォロワー数を増やしたいのであれば、積極的に絡みましょう。相手のツイートにコメント付きでリツイートしたりとか、こちらから積極的にフォローするか。
厚かましい返報性の原理を持ち込むのはやめたほうがいいです。相手にとってはありがた迷惑で、負担を与えることになりかねませんから。
最後に
参考書を紹介します。FacebookとTwitterを使いこなすなら、この一冊があれば十分です。
みなさんのSNSライフがより充実できれば幸いです。